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プロで残っている人たちというのは、いろんなものに順応できた人。書評「勇気がもらえる145の言葉 トップアスリート22人はそのとき……」

      2013/02/15

勇気がもらえる145の言葉 トップアスリート22人はそのとき……

テレビ朝日系列で放送されている、Get Sportsというスポーツ番組があります。アスリートの心の動きや考え方を丹念に取材したスポーツドキュメンタリー番組で、スポーツ好きに、大変人気がある番組です。

そのGet Sportsで放送されたインタビュー発言を基に構成した、アスリートの名言をまとめた書籍が本書です。ここでは、読んで心に残った言葉を3つ紹介します。

24時間、野球のことだけを考えるような精神状態では、1年間プレーし続けることは難しい。(イチロー)

イチロー選手は「イチロー 262のメッセージ」という名言をまとめた書籍が出版されるほど、独特の視点から発せられる発言を多くの方々が支持しています。本書でも最も多く発言が取り上げられていたアスリートが、イチロー選手でした。その中で、僕が最も心に残った言葉はこれです。

僕はこの言葉を「野球のことを考えない時間があるから、より野球に打ち込めるのだ」と受け取りました。僕自身、仕事のことばかり考えているときというのは、大抵仕事が上手くいっていないときなので、とても心に残りました。

レベルアップしたいと思えば思うほど、それに向かって行う調整と言うのは、すごくリスクが伴う。(宮里愛)

現在アメリカ女子プロゴルフツアーで、賞金女王を争う選手に成長した宮里愛選手ですが、アメリカツアー参戦後は、レベルアップを模索していたがうまくいかず、苦しんでいた時期がありました。その頃の発言です。

自分が求めている目標が現在の延長線上にない場合、思い切った変更を試みる必要があるときがあります。それは仕事でもそうです。変更の要因となるのは、スケジュールであったり、給料であったり、仕事内容であったり、様々です。

ただし、変更にはリスクが伴います。また、リスクの大きな変更は、すぐに結果が出ません。リスクの大きな変更を行ったにも関わらず、本人が認識していなかった場合、結果が出ないことのストレスで苦しみ、本来のよさを見失ってしまうことになりかねません。

この発言は、宮里選手自身の体験を下敷きにした発言なので、とても心に残りました。

プロで残っている人たちというのは、いろんなものに順応できた人だと、僕は思っているんです。(古田敦也)

この言葉は、アスリートがサバイバルするための考え方というより、もっと普遍的な「プロフェッショナルとは何か」という問いに対する1つの答えともいえる、と読んだ時に感じました。

「プロで残っている人たちというのは、いろんなものに順応できた人」というのは、これからの時代を生きていかなければならない自分のような人間にとって、今後の起こりうる事象に対する判断を下す際の、指標となりうる言葉だと思いました。

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Get Sportsとともに人気があるのが、細かい野球の技術を解説した「フルタの方程式」です。
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