自分の時間をどう扱うかで成長の仕方が変わる。書評「僕がグーグルで成長できた理由(わけ) 挑戦し続ける現場で学んだ大切なルール」(上阪 徹 )

本書「僕がグーグルで成長できた理由(わけ) 挑戦し続ける現場で学んだ大切なルール」は、グーグルの草創期から活躍する、グーグルジャパンの製品開発本部長(出版当時)徳生健太郎さんが、自身の半生を振り返ると共に、グーグルで働くことの価値や、グーグルという会社と他の会社の違いについて語った1冊です。

ダラダラと仕事するな

本書で印象に残ったのは、時間に対する考え方です。

日本は9時に社員が出社しても、いきなりフルスロットルで仕事をするわけではありません。Web制作会社では、11時頃にやってきて、12時にはご飯を食べに行くメンバーもいます。まあ、それで直前になって帳尻を合わせるのですから、結果オーライになるかもしれませんが、周りのメンバーはいい迷惑です。

よい仕事をする人ほど、決まった時間にやってきて、集中して仕事をして、長くダラダラと働かずに帰ります。家に帰って、身体を休め、リラックスする時間を作り、自分が学びたいことに時間を費やす。グーグルには、「20%ルール」という有名なルールがあります。勤務時間の一定時間を従業員の裁量に任せて好きな事に取り組む時間に使って良いというこのルールは、グーグルが様々なサービスを生み出す原動力になっていました。

自分の時間を人に使わせるな

こういうルールが機能するのは、「自分の時間は自分でコントロールする」「人に自分の時間をコントロールさせない」という考えが、グーグルで働いているメンバーには根付いているからだと思います。自分の時間を有効に使うために、やらなければいけないことをどうやってこなすか。やりたいことを、いつ、どのくらいやるのか。

自分の時間をいやいや使うのではなく、自分の意志で前向きなことに使うことが、成長につながる。徳生さんが成長出来たのは、グーグルに行ったからでも、アメリカに留学したからでもありません。自分の時間を、自分のやりたいことに費やせるように努力したからだと思います。

環境は、自分の成長を加速させることはあっても、身をおいているだけでは、成長することはないのだと、改めて感じました。

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