井川のプレーに注目。激しくなっているチーム内のスタメン争い。2014年J1第22節 名古屋グランパス対川崎フロンターレ プレビュー

2014年J1第22節、川崎フロンターレの対戦相手は名古屋グランパス。第5節に対戦した時は、大久保のゴールで1-0で川崎フロンターレが勝ちました。名古屋グランパス戦で挙げたゴールは、30本のパスをつないであげたゴールです。今では当たり前になった30本前後パスをつなぐゴールですが、その中でもこのゴールは印象に残るゴールでした。

井川が入ることによる良い点・懸念点

この試合注目しているのは、登里の出場停止で代役を務めると思われる井川のプレーです。

川崎フロンターレは、この試合登里が出場停止のため、代役には小宮山のポジションを上げ、左DFには井川を起用することになりそうです。昨年も、井川がセンターバックに復帰してから失点が減り、それがリーグ3位の大きな要因となりました。

井川の持ち味は、正確なビルドアップと粘り強い守備です。特に、左足でのキックをあまり苦にしないので、左サイドでもスムーズにプレーが出来ると思います。また、前方にスペースがある場合、スルスルとボールを運ぶプレーも得意にしています。もしかしたら、小宮山がいたときよりも、ビルドアップがスムーズになるかもしれません。

一方守備に目を向けると、井川という選手は、粘り強く1対1に対応出来る強さが持ち味ですが、反面スピードのある相手への対応を、少し苦手にしています。現在の川崎フロンターレが採用している3-4-3では、相手のカウンターを受けた時、3バックで相手のカウンターを止めなければいけない場面が、試合の中で必ず出てきます。

カウンターの時は、相手はスピードに乗った状態でプレーしています。スピードに乗ったプレーヤーを止めるのは、簡単ではありません。名古屋グランパスには、玉田や永井といったスピードのある選手がいます。こうした選手たちが繰り出すカウンターをきっちり止められるか。特にスピードのある相手への対応を苦手にしている井川が、どのように対応するのか。個人的には注目しています。

与えられたチャンスを掴み取れるか

今の川崎フロンターレは、怪我人や出場停止が出た時に得たチャンスを活かした選手が、スタメンに定着しています。谷口、森谷、實藤、杉山、など。こうした選手たちは、得たチャンスを結果に結びつけたからこそ、スタメンに定着しているのです。これは、チーム内に健全な競争原理が働いていることを示しています。ちなみに、その事をよく分かっているジェシは、失ったスタメンを取り返そうと、ここ数試合気持ちの入ったプレーをしていますが、かえって焦りを生んでしまい、良いプレーが出来ていなかったりします。

もし、この試合井川が上手く対応できた場合、次の試合から井川がスタメンに定着するかもしれません。そして、代わりに入った選手が活躍して勝利していくチームでないと、タイトルを掴みとることは出来ません。だからこそ、この試合は井川のプレーに注目してみたいと思っています。

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