nishi19 breaking news

スポーツでもっと楽しい未来を作る

2017年J2第30節 名古屋グランパス対横浜FC プレビュー「ベテランの2人が減らした判断のミス」

   

2017年J2第30節、名古屋グランパスの対戦相手は横浜FCです。まず、第28節までのデータを基に、横浜FCのデータから分析した特徴を紹介します。

セットプレーの得点も多いが失点も多い横浜FC

Football-LABのデータによると、シュート数を攻撃回数で割った「チャンス構築率」は9.9%でリーグ9位。攻撃回数は127.2回とリーグ16位、1試合平均のシュート数は12.7回でリーグ11位。シュートチャンスを作り出すのが上手いチームではないのですが、注目すべきはシュート成功率です。シュート成功率は10.6%でリーグ3位。攻撃回数の割にシュートチャンスは少ないチームなのですが、少ないチャンスで確実に得点を挙げている事がわかります。

1試合平均のボール支配率は、46.1%でリーグ16位。1試合平均の30mライン侵入回数も、35.3回でリーグ12位。ボールを常に保持して攻撃するチームでもありませんし、ボールを相手陣内に効率よく運んでいるチームではありませんが、シュート成功率は高い。これは、シュート成功率の高くなるチャンスを作り出せていると共に、作り出したシュートチャンスを確実に決める選手がいるということ、そしてセットプレーの攻撃が上手いのだということが読み取れます。実際、セットプレー関連の得点は、得点全体の46%を占めています。横浜FCの1試合平均の直接フリーキックの数は、15.1回で名古屋グランパスに次いでリーグ2位。どちらのチームがセットプレーで得点を奪えるかが、ポイントになりそうです。

守備のデータを分析すると、シュートを打たれた数を攻撃を受けた回数で割った「被チャンス構築率」は、10.2%でリーグ11位。攻撃を受ける回数は、121.4回でリーグ4位。これは名古屋グランパスより多い数字です。攻撃を受ける回数が多いということは、守備をしている回数と時間が長いという事が読み取れます。

しかし、失点数をシュートを打たれた数で割った「被シュート成功率」は、7.5%でリーグ4位。相手にシュートは打たせるものの、成功率が高いシュートは打たせていない。あるいは、ゴールキーパーがシュートをきちんと止めているという事が読み取れます。先程攻撃のデータの解説で、「セットプレーがポイント」と書きましたが、横浜FCの失点の割合を調べると、48%がセットプレー関連(PK含む)の失点です。特にセットプレーからの失点は9失点を記録しています。名古屋グランパスの12失点に比べると少ないですが、決して少ない数字ではありません。やはり、セットプレーが勝敗のポイントになりそうです。

小林と佐藤がスタメンで出るようになってから5連勝中

名古屋グランパスは現在5連勝中。「5連勝くらいしないと昇格出来ない」と書きましたが、実際に5連勝を達成しても、2位のアビスパ福岡とは勝ち点差3、首位の湘南ベルマーレとは勝ち点差8に縮まりましたが、まだまだ自動昇格圏内の2位には達していません。まだ2チームとは差があります。前半戦に負けてしまった分を、まだまだ取り返しきれてはいません。

この5連勝中にチームは大きく変わりました。ガブリエル・シャビエル、新井、イム・スンギョムといった新加入選手の活躍や、青木、宮原、秋山といった若い選手の活躍も目立ちますが、僕が注目しているのは中央のMFを務めている田口と小林とFWのシモビッチと佐藤のプレーです。なぜなら、センターバック、中央のMF、センターフォワードといった、「センターの選手」のプレーが文字通りチームの中心として、チームを支えているからです。

最近の試合で特に注目しているのは、小林と佐藤のプレーです。ガブリエル・シャビエルや青木の技術に注目が集まりがちですが、僕はこの2人が気持ちよくプレー出来ているのは、小林のおかげだと思います。積極的にボールにさわり、長短のパスで攻撃のテンポをコントロールするプレーは、今の名古屋グランパスの攻撃を陰で支えています。また、佐藤も素晴らしいプレーでチームを引っ張っています。相手の背後に走る動きだけでなく、攻撃から守備への切り替えの時の素早い動きといった、「いつ」「どのように」動くのかで、チームに対していかに戦うべきか示しています。

実はこの2人がスタメンで出るようになってから、5連勝が始まっています。2人が入ったことで減ったのは、技術のミスではなく、判断のミスです。FW、MFで「いつ」「どのように」プレーすべきかを、声やプレーで示せる選手が、名古屋グランパスのプレーのテンポに慣れた事によって、試合中のミスが減りました。

川崎フロンターレも観ていてワクワクするサッカーを続けてサポーターが増えていった

最近の名古屋グランパスの試合を観ていると、お金を払って観るにふさわしい試合をしていると思います。失点なんて大したことがない。1失点したら、2倍、3倍にして返せばいい。そんな戦い方は、観ていてワクワクします。川崎フロンターレも、そんな戦い方を繰り返したことで、サポーターの数が増えていき、試合のチケットが取れなくなっていきました。今の名古屋グランパスもそんなチームになる予感がします。僕は名古屋に住んでいないので、なかなか観に行けませんが、見に行ける人はぜひ足を運んでみてください。

僕はベンゲルが監督していた頃のような、ワクワクする名古屋グランパスのサッカーが観れるんじゃないか、そんな期待をしながら観ています。

おすすめ

 - , , ,