毎日をさらに豊かにするアイデアと知恵。書評「暮しの手帖別冊 続・暮らしのヒント集」

興味があったので、図書館で借りてみました。
「暮しの手帖別冊 続・暮らしのヒント集」は、30代から80代までの著名人の方々に、暮らしを豊かにするための、工夫や知恵といったあれこれを取材し、写真を生かしたビジュアル版としてまとめた1冊です。

お金を使って手に入れるものやことではなく、どんなことも面白く楽しくするための小さな工夫や知恵、何に対しても良い所を見つける心持ち、何に対しても良いところを見つける心持ち、身の回りすべてにたっぷりとかける愛情などが、伝わってくる1冊です。

日々の暮らしを豊かにするためのヒント

本書には、日々の暮らしを豊かにするためのヒントが数多く掲載されています。
ミナ・ペルホネンのデザイナーを務める皆川明さんは、自身の仕事についてこんなことを語っています。

デスクと道具さえあればデザインできるように思われがちですが、
ぼくの仕事の場合は、それだけではちょっとむずかしいのです。
アイデアは、緊張している時よりも、
少しリラックスしている時のほうが浮かんできます。

スタイリストの伊藤まさこさんは、生活の基本として、持ち物を持ちすぎないように心がけているそうです。

服も本も器も、
一定量を超えたら人に差し上げます。
冷蔵庫の中や本棚も時折見直し、
ものを持ちすぎないようにしています。

エッセイストの平松洋子さんは、夜型の生活から朝4時半に起きる生活に切り替えたことで、仕事の効率も上がったといいます。

朝4時半に起き、すぐ執筆に集中したあと、
1時間ウォーキングをします。
15年来の朝型生活は、一日の大切な柱。
リズムを崩さないように淡々と続けています。

早起きであること、物を持ちすぎないこと、自分で工夫すること

「暮しの手帖別冊 続・暮らしのヒント集」を読んでいて、紹介されている人達の生活の共通点を3つ見つけました。

一つ目は、早起きであること。朝早く起きて仕事をし、夜は身体を休めるために早く寝る。当たり前のように、規則正しい生活を実践していました。
二つ目は、物を持ちすぎないこと。手元に置くものは吟味し、最低限しか持たない。物を持たないから、身軽な暮らしが出来るのだということがわかりました。
三つ目は、自分で工夫すること。不足があれば、自分で工夫して解決する。物やサービスに頼らない強さを感じました。

「暮しの手帖別冊 続・暮らしのヒント集」に紹介されている生活スタイルを真似るのは、簡単なことではありませんが、今日から出来る事もあります。自分の生活と比較して、「無理だ」と諦めるのではなく、まずは少しづつで良いから、今日からできることをやること。それが、日々の暮らしを豊かにする近道なのではないのでしょうか。

なぜなら、自分の暮らしは自分で作っていくものなのですから。

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