人の人生を追体験出来るのがノンフィクションの魅力。書評「ノンフィクションはこれを読め! 2013 – HONZが選んだ110冊」

友人であり、「HONZ」のレビュアーでもある新井文月さんに、本を提供いただき読んでみました。(ありがとうございます。)

本書「ノンフィクションはこれを読め! 2013 – HONZが選んだ110冊」は、月間70万PV(2013年10月現在)の書評サイト「HONZ」で2013年に紹介された本の中から、おすすめの本110冊の書評をまとめた1冊です。

自分が知らない本を「HONZ」で知る

「HONZ」で紹介されている本は、たいてい自分が知らない本です。知らない本は興味をもたずに素通りしてしまうこともあります。しかし、「HONZ」で選ばれる本は、PV数1位を記録した「「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー」のように、タイトルに特徴のある本が多く、つい気になってしまいます。

そして、見出しをクリックして、本のよいところが引き出された書評を読んでいると、実際の本を読まずにはいられなくなってしまい、本を買ったり図書館で借りるなんてことが増えました。

ノンフィクション本を通して、人の人生を追体験する。

ノンフィクション本というのは、実際に起きたことを題材に描かれています。したがって、ノンフィクション本を読むことによって、書き手が体験したことを、追体験することが出来ます。僕は戦争に行ったこともなければ、世界の果てまで旅をしたこともなければ、古代の時代に生きたこともありません。

しかし、本を読めば、作者と同じ体験は出来ないけれど、追体験することで、自分が経験したことがないことでも、自分の経験と重ね合わせたり、想像したりすることで、実際に体験するより、深い情報を得ることが出来ます。

本書に書かれた書評記事を読んでいると、そんなノンフィクション本や「本を読む」という行為自体の魅力に、改めて気付かされます。

スポーツノンフィクションの書評を増やして欲しい。

最後に「HONZ」に要望がひとつだけあります。
それは、スポーツノンフィクションの書評が少ないので、もっと増やして欲しいのです。

最近出版されたサッカーのノンフィクションだけでも、「知られざるペップ・グアルディオラ サッカーを進化させた若き名将の肖像」「被災地からのリスタート: コバルトーレ女川の夢」「情熱を貫く 亡き父との、不屈のサッカー人生」など、書評に値する本はあると思うのですが、「HONZ」に書評は掲載されていません。スポーツノンフィクションが好きな僕としては、とても残念です。

もし、書けるレビュアーがいないなら、僕が書きます。
ぜひ声をかけてください。

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