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「HTML5」は何かをするためのプラットフォーム。書評「ウェブ進化最終形: 「HTML5」が世界を変える」(小林雅一)

   

ウェブ進化 最終形 「HTML5」が世界を変える (朝日新書)

本書は、Webサイトを構成する言語「HTML」の最新版である「HTML5」に関して、以下2点について書いた書籍です。

  1. 「HTML5」とは何か。
  2. 「HTML5」によって何が変わるのか

「HTML5」とは何か。

従来の「HTML」で作られたWebは「何かを見るためのホームページ」でした。PCならPC用、携帯電話なら携帯電話用と、Webを見る端末が異なれば、コンテンツも異なるのが普通でした。したがって、PCと携帯電話で見るためのHTMLは異なる記述が必要でした。

HTML5を活用すると、音楽、書籍、映像、アニメ、ゲームなど各種コンテンツが制作でき、制作された情報をスマートフォンやタブレット、電子書籍リーダーなど、新しい端末で楽しむことができます。しかも、端末によって最適な見た目やコンテンツを掲載することが、従来のWebより容易になるため、HTML5で作られたWebは、「何かを見るためのホームページ」ではなく「何かをするためのプラットフォーム」に進化するといえます。今までのHTMLの延長線上でHTML5を考えていた僕は、本書を読み終わって驚きました。

※HTML5の特徴については、以下をご覧ください。

「HTML5」によって何が変わるのか

HTML5で制作されたWebは様々な端末で、閲覧・利用することが可能になります。今後HTML5の導入が加速すれば、テレビなどの家電でもHTML5で作られた画面を見ることが可能になるため、Webと従来のテレビや雑誌・書籍といったメディアとの境目が曖昧になり、HTML5で作られたWebが、紙やPCに変わって、主流のプラットフォームとなる可能性があると、本書には書かれています。

HTML5導入の動きに最も影響を受けている端末は、テレビです。先日アメリカ・ラスベガスで開催されたCESという展示会では、Webを見られるテレビの発表が相次ぎました。テレビという端末をいかに効果的に使っていくのか、その鍵を握っているのが、端末を選ばずに情報を提供できるHTML5なのだと、本書や最近のニュースを見ていて、改めて感じました。

PC離れは止まらない

本書を読んでいて、HTML5の導入が進めばWebを見るためにPCを見る機会が少なくなるだと実感します。

僕は、Webディレクターという職業について5年以上、主にPCのWebサイトのディレクションを行ってきました。現在もPCのWebページの制作を担当しているのですが、本書や最近のニュースを読んでいると、世界は間違いなく”脱コンピュータ”に向かっていると感じます。

”脱コンピュータ”が実現化した場合、僕が担当しているPCのWebページは、間違いなく主流ではなくなるはずです。実際、「nishi19 breaking news」でも、iOSとAndroidから閲覧して頂いているユーザーが50%を超えています。

Webディレクターとしての自分は、未来を見据えた上でどのように変化していけばよいのか。現在の立ち位置を見直すと共に、未来について改めて考えさせられた1冊でした。

おすすめ商品

本書を読んで、興味を持った方はこちら。

本書の第4章「日本メーカーの復活のカギを握るHTML5」を掘り下げた1冊と思われるのが本書。
機会があれば、読んでみようと思います。

とりあえず、ここから勉強すべきだろうか。

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