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イチロー、2013年と日本社会を語る!

      2013/12/06

昨日、一昨日と2日間連続で日本経済新聞のWebサイトにイチローのインタビューが掲載されました。年々イチローがインタビューに応える回数が減っているので、このインタビュー記事は貴重です。

2本とも文字数も多く、野球だけでなく現代社会に対する自身の考え方についても述べている貴重なインタビューになっているので、インタビューで印象に残った発言を、抜粋して紹介します。興味がある人は、ぜひ元の記事も読んでみてください。

イチロー、40歳にして惑わず ヤンキースでの決意

イチローが不惑に対する考え、2年目を迎えるヤンキースでの決意を、熱く語っているインタビューです。


『何かのために』は聞こえは良い。でも時に思い上がっているようにも思える。
人間関係においても言えることだが、誰かの『ために』やろうとすると厄介な問題になることがある。
しかし、誰かを『思い』何かをすることには、見返りを求めることもなく、
そこに愛情が存在しているから不幸な結果になることが少ないように思う。


努力をすれば報われると本人が思っているとしたら残念だ。
それは自分以外の第三者が思うこと。
もっと言うなら本人が努力だと認識しているような努力ではなく、
第三者が見ていると努力に見えるが本人にとっては全くそうでない、
という状態になくてはならないのではないか。


子供の時の感覚で楽しくて好きでいたいのならプロになるべきではないだろう。
もちろん、違う種類の楽しみややりがいはたくさん生まれるが、
プロの世界では楽しい時など瞬間にすぎない。
ほとんどはストレスを抱えた時間だ。
しかしその『瞬間』のために、ありったけのエネルギーを費やしていく。
その中で、人間構築をしていかなくてはならないと考えている。


大切にする姿勢や哲学はあるが胸を張って一言残せるほどの自分ではない。
偉人の言葉を引用する年配の方がいるがあれはダサいと思う。
拙い表現でも将来自分の言葉で伝えられたらなと思う。
しかし結局、言葉とは『何を言うか』ではなく『誰が言うか』に尽きる。
その『誰が』に値する生き方をしたい。


最も大変なことは自分が好きでもないことをやらされて、
それを好きになれと言われ、結果を求められることではないか。
それで壁を感じているならばすばらしい。
壁が出てきたということはそこに全力で向かっていく気持ちが存在し、
さらに労力を費やしてきた証しだと思う。


エンターテインメントの世界に対し見る側は対象が遠くにいると近づいてほしい、
でも近づきすぎることは望まない。
親しみを求めながらも憧憬の念も抱いていたい。
その心理は複雑だ。距離感はとても大事だ。

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「耐える力、負けない」 イチローが語る競争世代

こちらは「団塊ジュニア」と呼ばれる世代の人が何を考え、どこに向かうのか。というテーマのインタビュー。野球のことしか語りたがらないイチローが、珍しく社会のことについて語っているインタビューです。


世の中に出ると、そこには競争がたくさん存在する。
学校教育の中では楽しみを与えながら、
社会に出てからの免疫をつけてあげることが大切なように思う。
僕らの世代はまだそれが存在していたように記憶している。
『耐え忍び持ちこたえる力』という点で、
ゆとり世代と呼ばれる若い世代に負けるとはとても思えない。


職場でつらい時間を過ごさなくてはならない時、
その人の支えになっているのは、大切な人の存在以外では、
過去に経験した苦しい時間や理不尽な体験であることが多いのではないか。
社会に出ると理不尽なことにたくさん遭遇する。正論だけでは生きていけない。


本来、やりたくないことに本気で向き合い、好きになろうと努力し、
最後は本当に好きになって、結果を出している人は偉いと思う。


そもそもこれまで自分が成長していると実感したことなどほとんどない。
自分が成長しているなんて自分で思えるものですかね。
(成長とは)第三者が評価したり感じたりすることのひとつのように思う。


とにかく満足すること。それができれば次の目標や楽しみが生まれる。
でもこれは自らに厳しい人間であることが大前提だ。
よく『満足してはいけない、満足したらそこで終わりだ』という言葉を耳にする。
これは自分に甘い人間に当てはまるように思う。
小さな満足を重ねていくことで、モチベーションがどんどん上がっていく。
満足感や達成感は次への大きなエネルギーだ。


自分が失敗したと感じたことと、どう向き合うかは大切だと思う。
人との付き合いにも当てはまると思うが、
うまくいかなかった原因をどこに向けるのか。
うまくいかなかった原因を、
最初に自分以外の第三者に求めてしまう人はなかなか前へ進めない。
まずは自分に何が足りなかったかを問うべきだろう。
それができて初めて失敗を次への力に変えられるし、
その人自身の成長を自ら促すことができるのではないだろうか。

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