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安いもの、便利なものには理由がある。書評「企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔」(松井博)

      2014/10/07

アップル、マクドナルド、アマゾン、マイクロソフト、スターバックス、イケア、など。多くの人が知っているこうした企業の商品やサービスは、僕らの生活に欠かせないものになっています。しかし、こうした企業は、自社の商品やサービスを世界中に浸透させ、税金を限界まで節税するなどして、一人勝ちする仕組みを作ってきました。企業の中には、国の経済や政治を大きく動かすほどの力をもつ企業もあります。

こうした企業の巨大化を、本書「企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 」では「帝国化」と呼んでいます。こうした「帝国化」した企業はいかにして出現したのか、これら「帝国化」した企業が支配する社会は、どのような社会なのか。そして、私たちはどのように対応するべきなのか。その事を分かりやすくまとめています。

安いもの、便利なものには理由がある

本書を読んで「安いもの、便利なものには理由がある」という事を改めて実感しました。

普段、いつでも、どこでも、安いサービスを何気なく使っていると考えないことですが、安い価格の商品やサービスには、使い続けていると、健康を害するようなものもあります。また、アップルやスターバックスのように、法人税の安い国に税金を納めることで、高い品質の商品やサービスを提供している会社もあります。

個人的には、こうしたサービスの背景を理解した上で、利用していくことが必要なのだと思います。便利なサービスを全く利用せずに生活をしていくことは、現代の生活では不可能です。本書にも書かれていますが、企業はユーザーの評判を必要以上に気にしています。ユーザーに商品やサービスが使われなくなると、あっという間に企業は衰退していきます。企業はその事を理解しています。

資本主義との付き合い方

世の中は資本主義で成り立っているのですから、企業に対する不満は商品やサービスを利用しなければよいですし、逆に商品やサービスに対する満足度が高ければ、株式を購入したりするといったサポートの仕方もあります。完璧に実行できるわけではありませんが、自分がどのようにこうした企業の考え方と向き合うのか、スタンスだけでも決めておいたほうがいいのではないかと思いました。

なお、nishi19 breaking newsでは、過去に「グローバル企業とタックス・ヘイヴン」というテーマで、いくつも記事を書いています。「アップルの税金問題に興味がある人必見の特集「グローバル企業とタックス・ヘイヴン」に関する記事まとめ。」というまとめ記事も作っていますので、本書と併せて読んでみてください。

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