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日本代表がワールドカップで優勝する条件

   

本田圭佑が、ブラジルワールドカップ前に「ワールドカップで優勝する」ことが目標だと語っていました。

本田圭佑は、世界一のサッカー選手を目指し、ワールドカップ優勝を目指して、日々鍛錬に励んでいます。ただ、日本人の多くは、ワールドカップで優勝するために必要な要素が何か、分かっていないんじゃないかと思うのです。本田の目標を、「無理だ」と非難するのは、簡単です。失敗した時に、嘲笑うのも簡単です。でも、本当に「ワールドカップ優勝」するには、どうしたら良いのか。日本サッカーとして、真剣に考えてもよいのではないのでしょうか。

そこで、現時点で僕が考える、「ワールドカップ優勝の条件」を書いてみました。なお、今回の条件には、選手の戦術レベルとして、特定の技術や、戦術を身につけなければならないという各論は、省いています。どちらかというと、プレーする環境や、周辺環境がどうあるべきか、について書いてみました。

1.日本代表がFIFA世界ランク5位以内に入る

ブラジルワールドカップの決勝は、世界ランキング3位のアルゼンチンと、世界ランキング2位のドイツの対決でした。FIFA世界ランキングはチームの力を正確に現したランキングではないと言われていますが、2位と3位の対決になっていることを考えると、目標とすべき指標にはなりそうです。少くとも、5位以内に入っていないと、優勝のチャンスはないのではないかと思います。

2.Jリーグが世界一のリーグになる

FIFA世界ランクを上げたければ、Jリーグのレベルが上がる必要があります。Jリーグのレベルが、ドイツ・ブンデスリーガ、イングランド・プレミアリーグ、スペイン・リーガエスパニューラと同じレベルか、それ以上のレベルになっていないと、選手の競技力向上にはつながりません。プレミアリーグのように、自国の選手がほとんどいないチームが出来ないように、仕組みづくりは必要ですが、世界一のリーグがないのに、世界一になれるとはいえないと思います。

当然、Jリーグには世界有数の実力をもった選手が集まってる必要がありますし、日本人選手のレベルが高いことも重要です。そして、選手だけでなく、スタジアム、クラブハウス、グラウンド、サポーターといった、選手、クラブを取り巻く環境も、世界一にふさわしいものになっていなくては、なりません。

3.ACLがUEFAチャンピオンズリーグと同じレベルになる

Jリーグだけレベルが上がっても、競争力向上にはつながらないと思います。ACLのレベル向上も不可欠です。中国や韓国、オーストラリアのリーグも、ブンデスリーガや、プレミアリーグと同じくらいのレベルにならないと、競争力向上にはつながりません。東南アジア諸国のレベル向上も不可欠です。アジア諸国とよい協力関係を築き、共に切磋琢磨していく必要があるのです。

4.海外でプレーする選手が500人を超える

ブラジル人選手がヨーロッパのリーグでプレーする選手は、500人を超えているそうです。ヨーロッパ以外でプレーしている選手をいれると、1,500人以上が海外でプレーしているそうです。沢山のサッカー選手がいることが、ブラジルという国のレベルを高めている要因の1つだと思います。日本もJリーグのレベルを高めることと平行して、海外でプレーする選手をもっと増やす必要があります。海外でプレーする選手が増えることで、競争も激しくなり、よりレベル向上が期待できるはずです。

5.UEFAチャンピオンズリーグで優勝した経験を持つ選手・監督がいる

ACLがUEFAチャンピオンズリーグと同じレベルになるのは、時間がかかると思います。まずは、現在最もレベルが高いクラブの大会になっている、UEFAチャンピオンズリーグで優勝した選手が出てくることが不可欠です。1人だけではなく、多くの選手が優勝を経験していることが必要だと思います。

選手だけではなく、監督もチャンピオンズリーグで優勝するくらいの監督が出てこないと、レベルアップにはつながりません。それも、1人ではなく、複数。何人も優秀な指導者がトップレベルで活躍していなければ、ワールドカップ優勝出来るまで、レベルが上がることはないと思います。

6.アジアカップがEUROと同じレベルになる

ACLだけでなく、アジアカップもレベル向上が不可欠です。今、ヨーロッパ選手権(EURO)は、もしかしたら、ワールドカップ以上にレベルの高い大会かもしれません。残念ながら、アジアカップの予選リーグでは、日本代表が極度の緊張感で戦うような場面は、ほとんど見られませんでした。緊張感があり、レベルの高い戦いが、レベルを上げます。ACLと同じように、中東勢、東南アジア勢のさらなるレベルアップを促すこと、日本が強豪国としての自覚があるならば、アジアのレベルを引き上げるための取り組みを、もっと積極的に行っていくべきです。市場が大きくなることは、チャンスにつながるのですから。

7.大谷翔平のような選手がサッカーをやる

レベルの高い選手を輩出するには、選手の育成は不可欠です。昨今のユース年代の選手を見ていると、ボールを扱うテクニックは素晴らしいのですが、身体を操る動きや、体格に優れた選手は少ないように思えます。特に、体格のよい選手は、まだまだサッカーより、野球やラグビーに多い気がします。例えば、大谷翔平や藤浪晋太郎のように、190cm以上の身長があるのに、スムーズに身体を動かす能力をもっている選手は、サッカーにはいません。ラグビーの藤田慶和のように、抜群のスピードをもった選手もいません。こういう選手たちが、サッカーを選ぶようにならないと、日本がワールドカップで優勝するのは、難しいと思います。

8.海外から日本にサッカー留学する選手がいる

現在は、指導者、選手がレベルの高いサッカーを学ぶため、海外に留学しています。でも、いつまでも、留学して学んでいるばかりでは、世界一にはなれないと思います。むしろ、日本に学びに来る外国人が増えるくらいじゃないと、ワールドカップで優勝できるレベルに到達したとはいえないと思うのです。ドイツや、スペインの指導者や選手が、日本の指導法を学びに来るようになったら、本当に実力があると認められた事になると思うのです。

9.FIFA年間最優秀選手に選ばれる選手がいる

ワールドカップで世界一を目指すなら、チームにはFIFA年間最優秀選手(バロンドール)がいてもおかしくありません。リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ズラタン・イブラヒモビッチ、マヌエル・ノイアーと同じくらいか、上回るくらいのスーパーな選手がいれば、ワールドカップ優勝も現実味を帯びてきます。選手を育成するなら、バロンドールをとる選手をいかに輩出するかを目指してほしいなぁと思うのです。

10.30億円プレーヤー、移籍金400億円プレーヤーが出る

リオネル・メッシの年俸は、2,000万ユーロ(26.3億円。、日本人の最高年俸は、本田圭佑の3億円(推定)。Jリーグ日本人最高年俸は、遠藤保仁の1億5000万円(推定)。世界のトップ選手と、日本のトップでは、およそ10倍のひらきがあります。サッカーの実力は、年俸の開きとイコールではありませんが、日本人選手が世界一の年俸を稼ぐくらいになったら、ワールドカップ優勝という目標が現実味を帯びてきます。

また、年俸30億円くらいになったら、移籍金は400億円になっているかもしれません。途方もない数字ですが、メッシの移籍金が350億円と言われていますので、もしかしたら、そのくらいの金額になるかもしれません。いずれにせよ、年俸30億円プレーヤーで、移籍金が400億円の選手が出てきたら、日本代表の実力も、かなり高いレベルに達している可能性があります。

賛成する人がほとんどいない、大切な真実とは何だろうか?

今回紹介したのは、あくまで「こうなってたら、可能性が高まるのではないか」という例です。決して「こうなっていたら、必ず優勝出来る」という考えではありません。また、今回紹介した以外にも、日本がワールドカップで優勝するために必要な要素はあります。完璧なリストでないことは承知です。

そして、こうした事を書くと、必ず矛盾点を見つけたり、「無理だ」と嗤う人が出てきます。でも、ワールドカップで優勝したいなら、このくらいのことは達成しなければならないと思うのです。僕は、日本代表を応援する多くの人は、今回紹介したようなことを考えずに、必要以上に過剰な期待をかけ、応援したり、批判したりしているように思えます。

「Zero to One」という本には、「賛成する人がほとんどいない、大切な真実とは何だろうか?」という言葉が、冒頭に出てきます。「日本がワールドカップで優勝する」ということは、僕にとって、「賛成する人がほとんどいない、大切な真実」です。

本田圭佑が目指している「ワールドカップ優勝」という目標を、どうすれば達成出来るのか。選手や協会に頼るのではなく、一人のサッカーファンとして、何が出来るのか。もっと考えてみたいと思います。

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