力技で得点を奪って、予選突破に王手!!
2014年ワールドカップ アジア最終予選 日本対オマーン

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引き分けかな、と思ってみていたのですが、よく勝ちました。
中東でのアウェーゲームでかつ、気温35度のコンディション、アウェー独特の声援、きれいに見えて妙にボコボコはねる短い芝生などの悪条件を跳ね返しての勝利。非常に大きな勝利だと思います。

アジアの競合国相手に、力技で得点を奪う強さ

試合としては、序盤押されながらも先制して、あとはじっくりボールを回して、相手の隙をうかがいながら2点目を取りにいく、という理想的な試合展開だったのですが、不用意なファウルから失点。しかし、もったいない失点の後、冷静に戦って勝ちきったというのは、日本代表が本当に力のあるチームだという証拠です。

しかも、2点とも長友、酒井(高)の個人技によるサイドからのセンタリングからの得点。何人もの選手が関わったゴールではありませんが、アジアのチーム相手に不利な展開になっても、個人技でゴールを奪ってみせる、というのは、今までの日本代表はできませんでした。このチームは強い。そう改めて感じたゲームでした。

相手のDFラインの背後を狙うタイミングが早すぎる

この試合気になったのは、オマーンのDFラインの背後のスペースに、ボールを入れるタイミングが早すぎたことです。中東のチームの特徴として、個人個人の能力は高いのですが、守備の際にボールばかりみてしまって、DFラインの背後にボールが出たときの守備がうまくない、という弱点があります。

日本代表は、この点を利用して攻め込もうと考えていたのですが、パスの質が低かったり、受け手の走り出すタイミングが悪かったりということで、上手くいきませんでした。

DFラインの背後にボールを入れる攻撃は、上手くいくと少ない手数でゴールに結びつくのですが、失敗するとボールを失う可能性が高い攻撃でもあります。この試合はアウェーゲームで、気温35度のコンディションということを考慮するのであれば、もうすこしボールを回して、手数をかけて攻めた方が、一見遠回りですが効果的に攻撃できたと思います。そういう意味で、試合運びに課題も残ったゲームだと思います。

※以下は、DFラインの背後を攻略してゴールを奪った、ヨルダン戦の本田圭佑の2点目のシーンです。

状況に応じて、的確な選手交代を行ったザッケローニ

この試合光ったのは、ザッケローニの的確な選手交代です。この試合の前半で、日本代表は調子が悪い選手と好調な選手がはっきりと分かりました。ミスを連発する酒井宏樹と吉田麻也、明らかに動きの悪い本田圭佑は調子の悪い選手(長谷部もこの枠に入れていいかも)。逆に、今野泰幸、長友佑都、岡崎真司などは好調な動きを披露していました。

選手交代の枠は3人。全員を代えるわけにはいきませんから、どのように修正するのか監督の腕の見せ所ともいえる試合でした。

1人の交代で3つの問題を解決

ザッケローニの選手交代は的確でした。まず、後半19分に前田に代わって、酒井(高)を入れます。酒井(高)を左サイドバックにいれたことで、長友が左の中盤に、清武がトップ下に移り、本田が1トップに、岡崎が右サイドに移りました。この交代は1人代えることで、4つのポジションを移動させたことになります。これによって、3つの問題が解決しました。

一つ目は、絶好調の長友を左の中盤に上げることで、左サイドから攻撃を仕掛けよう、というのが狙いです。この交代によって、決勝点が生まれましたし、長友は再三のサイドを突破して、チャンスを演出していました。

二つ目は、酒井(宏)の負担軽減です。ボールを引き出す動きと、守備時の運動量が多い岡崎を右サイドに移すことで、ミスの多かった酒井(宏)の負担が減り、後半から攻撃参加の回数が目に見えて増えました。

三つ目は、本田の負担軽減です。本田は中盤でボール回しに絡んでは、ミスを連発していたので、1列前に配置させることで、ミスをしてもリスクが減るように、変更しました。

細貝の投入で、ゲームを落ち着かせる

失点後の交代も的確でした。清武に代わって、細貝を投入した交代は、一見「引き分け狙いか?」と思えなくはない交代なのですが、ザッケローニの意図は違いました。

細貝は、DFラインがボールを持ったとき、積極的にパスコースを作る動きを試み、ボールを受けたあとはシンプルに近くの人にパスをする。このプレーの繰り返しで、チームを落ち着かせました。

監督の意図を短い時間で的確に実行した細貝もすごいですが、攻撃のために守備の選手を入れて、ゲームを落ち着かせ、得点を取りにいかせたザッケローニの采配は、さすがです。うならされました。

ザッケローニは、そんなに選手交代がうまいという印象はないのですが、2011年のアジアカップ決勝のように、ここぞという時の采配は的確です。

これで予選突破は、ほぼ間違いない状況になりました。
何が起こるかわかりませんので、次の試合ですんなり決めて、ワールドカップに向けた準備を早めに進められる状況を作っていけたらいいですね。

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