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Jリーグ作成の2015年総括レポート「Participate Understand Build Report」-5つの重要戦略のこれまでとこれから-

      2016/03/24

JリーグPUBレポート2015

Jリーグが今年のシーズンを振り返る「Participate(参加して) Understand(理解して) Build(共に作る) Report」というリポートを、発表していました。2015年シーズンを、「年間トピックス」「大会結果」「クラブ収支」「入場者数」「視聴率・関心度」「メディア露出」「ホームタウン活動」という7つの視点から振り返っています。また、「5つの重要戦略のこれまでとこれから」というタイトルで、「魅力的なフットボール」「スタジアム」「経営人材の育成」「デジタル技術の活用」「国際戦略」の5つのトピックスについて、Jリーグの見解がまとめられています。

非常に興味深い内容が掲載されているだけでなく、インフォグラフィックも使われていて、凄く分かりやすいレポートに仕上がっています。ただ、あまりJリーグのサポーターに知られていないと思いますので、このブログで2回に分けて紹介したいと思います。今回は、「5つの重要戦略のこれまでとこれから」です。
Jリーグは、2015年シーズンをむかえるにあたり、これまでの状況を分析し、5つの重要戦略を考えました。

5つの重要戦略

  • 魅力的なフットボール
  • スタジアム
  • 経営人材の育成
  • デジタル技術の活用
  • 国際戦略

魅力的なフットボール

Jリーグは、2015年シーズン前にサポーターに対する4つの約束として、「簡単に倒れない、倒れても笛がなるまでプレーを止めない」「リスタートを早くしよう」「選手交代を早くしよう」「異議・遅延はゼロを目指そう」を掲げました。この中では、異議、遅延に関する警告は減りましたが、リスタートの時間、選手交代の時間は、微増という結果になりました。

オン・ザ・ピッチの変化としては、2014年シーズンと比較すると、2015年シーズンはゴール数が前年比5.9%増加しました。サッカーはゴールを奪わないと勝てないスポーツですし、ゴールシーンはサッカーの魅力の1つです。ゴールシーンが増えたことは、サポーターを惹きつける機会が増えたと考えると、悪くない結果だと思います。

スタジアム

2015年はスタジアムについて、様々な議論がされたシーズンでした。等々力陸上競技場はメインスタンドの改修が終了し、観客動員数の増加に貢献しました。また、J3の長野パルセイロは、南長野運動公園総合競技場の完成後、平均観客動員数が3,000人も増加しました。ちなみに、南長野運動公園総合は、14ヶ月という短期間で建設されました。

2016年シーズンは、寄付金で建設されたことで話題を集めた市立吹田サッカースタジアムが、ガンバ大阪の新しいホームスタジアムになります。また、2017年シーズンには、ギラヴァンツ北九州のホームスタジアムになる北九州スタジアムが竣工する予定です。新国立競技場のニュース、広島のスタジアム建設問題、京都スタジアム建設問題の影響もあり、スタジアムが与える影響について、よい面も悪い面も議論された1年でした。

デジタル技術の活用

個人的に気になったのは、デジタル技術の活用についてです。Jリーグは、今後はチーム・リーグで共通したデータを活用し、顧客体験の向上を図ろうと考えています。2016年は顧客データの整備を行い、2017年は顧客データの活用、2018年はデータを活用したパーソナライズ化された情報の提供や、スマートスタジアムの導入を考えているそうです。

Jリーグは、チケットの顧客データ、後援会の顧客データ、グッズ購入といったデータが、別々に管理されています。このデータを統一することで、顧客ごとに提供するサービスをパーソナライズ化したいと考えているそうです。顧客データの整備は簡単ではありませんが、僕は出来るだけ早いスピードで整備を終えるべきだと思います。そう考える理由は、他のスポーツリーグの進歩の早さです。

アメリカのMLSは既にデータの統一化を終え、顧客とクラブとの全ての接点で、デジタル技術を使った最適なサービスを提供し始めています。日本でも、来年開幕するBリーグがMLSと同じ方式で顧客データの管理を行うことを発表しています。デジタルマーケティングプラットフォーム(DMP)をいち早く構築し、顧客に対して最適なサービスを提供できるようになったリーグが、勝ち残る時代になっていると僕は思います。Jリーグが3年間で実行しようとしている打ち手は間違っていないのですが、実際は2年くらいでやらないと、周りに先をこさせれてしまうのではないかと、感じています。

Jリーグに求められる変化のスピードアップ

Jリーグのレポートを読んで、決して打ち手としては間違っていないと思いました。ただ、世界のスポーツはすごいスピードで進化しています。最新技術の導入にも積極的です。Jリーグの打ち手は、遅れている部分を追いつく施策としては有効なのですが、追い抜き、先頭を走るための施策としては、物足りないと感じました。周りを引っ張るためには、他のリーグがやっていない施策を短期間で次々と実行するスピード感がないといけないと思います。

Jリーグは、現在第二の創業期とも言えるタイミングなのかもしれません。思い切ったチャレンジ、変化を起こすことが、市場の変化や現状に対する分析から浮き彫りになッタと思います。その事を分かった上で、サポーターはJリーグに対して変化を求め、変化に対してポジティブに受け止めていく必要があると思います。Jリーグがどれだけ変化を起こせるのか。思い切ったチャレンジが出来るのか。Jリーグの今後を1人のサポーターとして、支援していきたいと思います。

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