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Jリーグ「ライブトラッキング」サービスが提供する新しいサッカーの見方

   

今シーズンから、Jリーグでも「トラッキングデータ」が見られるようになりました。「トラッキングデータ」とは、各節1試合を対象として、チーム全体、選手個々の走行距離、スプリント(ダッシュ)の回数、トップスピード、プレーエリアを数値として掲載してくれます。また、公式サイトでは選手一人一人がフィールドのどのポジションに位置しているのかわかる「ライブトラッキング」も見ることが出来ます。

データ解析はSAP、集計はデータスタジアム

このシステムは、SAPとデータスタジアムの共同開発で実現しました。SAPは、NBAやNHLといったリーグでも、トラッキングデータを提供しています。データスタジアムが入力したデータを、SAPが提供するソフトウェア「SAP HANA」によって、リアルタイムでのデータ解析を実現しています。

データが提供する新たなサッカーの見方

トラッキングデータの提供によって、Jリーグを新しい視点で楽しむことが出来ます。例えば、Jリーグ第1節の走行距離ランキングを見ると、トップ10の中に、横浜F・マリノスの選手が3人も含まれています。横浜F・マリノスは試合に敗れていますので、いかに横浜F・マリノスの選手が、川崎フロンターレによって動かされていたか、走らされていたか、よく分かります。

なお、走行距離の第2位には、FC東京の前田遼一選手がランクインしています。FWの選手が走行距離でランクインするのは、異例です。前田選手がいかに90分通して、チームのために動いていたか、こういうデータからもよく分かります。こうしたデータを見ることで、選手の新たな魅力を見つけることが出来るのも、トラッキングデータを見る楽しみだと思います。

「ベーシックスタッツ」だけでなく「アドバンスドスタッツ」の提供を

今後は、毎節1試合しか見れないライブトラッキングデータが、全試合で見れるように、少しづつサービスを拡張して欲しいと思います。現在のWebサイトの構造では、どの試合がライブトラッキングを提供しているのか見づらいので、どの試合が提供しているのか、もっと分かりやすくして欲しいと思います。

また、バスケットボールでは、得点、リバウンド、アシストといった「ベーシックスタッツ」だけでなく、勝利に直結する「アドバンスドスタッツ」というデータを解析して、チームの分析やチーム力の向上に役立てているそうです。サッカーにおける「アドバンスドスタッツ」がどのようなデータか僕は分かっていませんが、「ベーシックスタッツ」だけでなく、「アドバンスドスタッツ」も提供して欲しいし、「アドバンスドスタッツ」を研究する大学や研究機関が現れて、日本サッカーの発展に貢献して欲しいと思います。

JリーグのWebサイトによるサービスは、少しづつ改善されています。各試合のゴールシーンの動画は、スカパー!の協力もあって、ゴールした15分後には、動画が見れるようになっていました。今後、ライブトラッキングで取得したデータと連動して、NBAと同じように、データと連動した動画が見れるようになったら、面白いと思いますし、その時は、JリーグのWebサイトが、世界最高のサッカーデータサイトになっているはずです。JリーグのWebサイトを通じた取組に、今後も注目していきたいと思います。

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