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「真実」を探求する穏やかで熱い物書き。情熱大陸「石井光太」

      2014/12/23

2012年08月19日放送の情熱大陸はノンフィクションライターの石井光太さん。僕自身は、著書を読んだことはありませんでしたが、興味深く番組を拝見しました。

以下、情熱大陸Webサイトのあらすじより抜粋

目を背けたくなるような現実の奥にある「真実」とは?気鋭のノンフィクション作家の取材現場最前線に密着!

ノンフィクション界で新世代の旗手として呼び声高い石井光太。20代から海外を放浪し、極貧のスラムに生きるストリートチルドレンや麻薬中毒者、物乞いといった最底辺の人々の営みを描き注目を集めた。東日本大震災では、釜石の遺体安置所を取材。家族や友人たちが次々に遺体となって運び込まれる安置所の極限状況を追った壮絶なルポルタージュ「遺体 震災、津波の果てに」が高い評価を受ける。

番組では日々忙しく飛び回る石井の取材現場に密着。マレーシアでは覚せい剤所持で死刑判決を受けた日本人女性に接触し、その肉声を初めて日本のメディアに発表した。さらに、太平洋戦争で家も両親も失った東京・上野のかつての浮浪児たちを訪ね歩き、今までほとんど記録に残されてない貴重な証言を引き出した。

「うわべの事実を眺めているだけでは、真実は見えてこない」という信念を持って世界を描こうとする、気鋭の書き手の素顔に迫る。

取材中にみせる穏やかな顔

印象に残ったのは、彼が取材中に見せる顔です。彼はインタビューをしている時、常に穏やかな顔をしています。例え取材者が涙を流していても、取材者が深刻な話題を話していても、彼は穏やかな顔を崩しません。

彼が相手の話をしっかり聞いていることは、画面越しでも伝わってきます。僕が彼が目の前にいて、穏やかな顔でインタビューをされたら、緊張していたとしても、次第に相手の事を信頼し、本音をしゃべることができるだろうな、と感じます。

なぜ、彼がそのような穏やかな顔でインタビューができるのか。この番組を観ていて疑問に思いましたが、すぐに理由はわかりました。

対象にいれこむから中立に立たない

彼が穏やかな顔をしている理由。それは、彼がインタビューをしている相手に対して、深く入れ込んでいるからです。相手の立場を理解しようと、誠心誠意向き合っていて、心から話を聞きたいと思っているからこそ、彼はインタビュー中穏やかな顔をしているのだと感じました。

取材対象に入れ込みすぎない番組構成

ただし、「中立」をよしとしない石井光太の取材姿勢とは対照的に、今回の番組はできるだけ主人公に寄り過ぎないように、構成している印象を受けました。入れ込む主人公と、少し引いた立場で主人公を追いかけるディレクターとの対比が、結果的に今回の番組が観やすくした要因だったのではないかと感じました。

おすすめ商品

石井光太さんの作品で、読んでみたいと持った著書はこちら。まだ読めてません。

情熱大陸史上に残る傑作。若手俳優に密着した作品としては、出色の出来です。小栗旬編はこちら。
僕は彼のファンではありませんが、これはお勧めです。

ルポタージュとは言えないかもしれませんが、丁寧な取材から地下鉄サリン事件の被害者側の物語を追った作品です。

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