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書評「仕事。」(川村元気)-あなたは仕事がやりたいですか?-

   

映画プロデューサーとして「電車男」「モテキ」などの大ヒットを記録し続け、小説『世界から猫が消えたなら』は70万部を超えるベストセラー作家としても活躍してる、川村元気さん。そんな川村さんが、仕事について、年上のプロフェッショナルたちに聞きました。

山田洋次、沢木耕太郎、杉本博司、倉本總、秋元康、宮崎駿、糸井重里、篠山紀信、谷川俊太郎、鈴木敏夫、横尾忠則、坂本龍一。12人のプロフェッショナルたちに、「仕事とは」について、川村さんが聞いたのが、本書「仕事。」です。

やりたい仕事をやるために、食わなきゃならない

本書を読んでいると、12人の仕事の仕方に、共通点があることに気がつきます。

まずは、30代まではガムシャラに働き、力をつけ、自分の名刺代わりとなる仕事をしていたということです。名刺代わりの仕事が出来るまでは、食うための仕事をして、凌いでいた人も1人ではありませんでした。

倉本聰さんは、普段は放送作家の仕事をしながら、空いた時間にドラマの脚本を書いていました。篠山紀信さんは、独立するまではライトパブリシティで広告写真の仕事をしていました。こうした、食うためのの仕事を続けながら、やりたい仕事をするための準備を怠らなかった人たちだからこそ、自分の名前で食べていけるようになったのだと思います。

仕事がやりたくなるように、技術を磨く

もうひとつ共通するのは、皆「自分がやりたくて、仕事をやっている」し、「自分が楽しめるように努力している」という事です。もしかしたら、技術とは、自分が仕事をより楽しむために身につけるものであって、食うためだけに身につけるものではないのではないか。そんな当たり前の事を、改めて学びました。出来る事が増えたら、楽しいですから。

そして、本書の著者であり、インタビュアーである川村元気さんも、12人のプロフェッショナルたちの後を走る一人だと思います。

映画プロデューサーとして活躍を続けながら、評価に酔わずに、新しい仕事に挑戦し続ける。時間もないでしょうし、簡単ではないと思います。

いつも時間がないし、お金もない

そう、本書は「時間があれば、必ず良い仕事が出来る」という訳ではないことも、教えてくれます。大体、何かを頼まれる時は、時間はないし、お金はないし、人もいません。そんな時に、どう対応するかが、自分の評価に繋がるのだと思います。

人の仕事に関する本を読むのは好きですが、本書も面白かったです。

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