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風間監督の姿勢から伝わる「ブレない」「批判から逃げない」「部下を信頼する」リーダーとしての覚悟

   

もどかしい。もどかしいです。

昨日、川崎フロンターレは湘南ベルマーレと対戦し、後半38分に先制されたものの、後半39分にパトリックのヘディングで追いつき、辛くも引分けに持ち込みました。シュート数は16-12。開幕戦を除いて、すべての試合で相手より多いシュート数を打ちながら、3分け1敗となかなか勝ち切れないゲームが続いています。

特に、大分、湘南、甲府とJ2から昇格してきたチームに対して、3分けというのは良い結果とは言えません。横浜・F・マリノスが開幕5連勝したことを考えると、開幕5試合で大きく勝ち点差を開けられてしまいました。

型にはめないチームづくりは時間がかかる

勝ち切れない要因はいろいろあると思うのですが、風間監督が就任して約1年が経過して感じることは、「風間監督が考える方法を用いたチームビルディングには時間がかかる」ということです。風間監督が目指すサッカーは、これといった明確なやり方、方法を提示するわけではありません。1人1人がサッカーで発生する局面を戦う方法を提示し、そこで勝つことがチームとしての勝利につながるという考えの元に、チームを作っています。

これまでのJリーグで成功を収めてきたチームというのは、チームとして明確な戦い方をもち、それを徹底して実行できるチームが成功を収めてきました。昨年優勝したサンフレッチェ広島や一昨年優勝した柏レイソルはまさに良い例です。今年開幕5連勝で首位に立つ横浜・F・マリノスも、同じような戦い方を目指しているように見えます。今年好調の大宮アルディージャも同様です。Jリーグで勝とうと思ったら、一つのやりかたに当てはめる戦い方を徹底した方が、手っ取り早いのです。しかし、川崎フロンターレは、というか風間監督はそうはしませんでした。

風間監督が目指すサッカーが実現出来れば、1人1人がどの局面でも相手選手を圧倒できるわけですから、たしかに勝つ確率は高まります。ところが、選手は今までこのような戦い方をしていないのですから、習得に時間がかかるのは否めません。チームは、山あり谷ありしながら、少しづつ局面で相手を上回れるようになりつつあり、シュート数が相手を上回るようになってきました。今度は増えたシュートをゴールに結び付けられればいいのですが、そうは簡単にいかないところが、サッカーの難しさです。

「ブレない」「批判から逃げない」「部下を信頼する」

僕から見て、風間監督が凄いなぁと思うのは、今まで積み上げてきたやり方をぶれずに貫き通していることです。結果が出なければ、批判も受けます。しかし、風間監督は全くやり方を変えようとしません。自分が同じ局面に立ったら、結果が欲しくなって、やり方を変えてるんじゃないかと思います。チーム作りに時間がかかること、自身のやり方に対する信念とともに、それを貫き通す”覚悟”が感じられるのです。

もう一つは、選手を徹底的に守っていることです。正直ここまでの戦い方を観ていると、個々の選手に問題がある場面も見られるのですが、記者会見で風間監督は、自分自身の問題に言及することはあっても、選手を非難することはありません。批判の矛先は、すべて自分に向けさせているのです。

リーダーに問われるのは、良い時にうまく振る舞うことより、むしろチームが悪い時にどう振る舞うかなのかもしれません。風間監督の振る舞いを見ていると、まだこのチームには大きな可能性が残されているし、チャンスは残っている。そう思わされます。

川崎フロンターレのサポーターの方は、もどかしい日々が続くと思いますが、1年前と比較したらチームは格段の進歩を遂げています。1年前には見られなかったゴールシーンもあります。監督、選手が耐えているのですから、サポーターもここは耐え時です。ここを耐えれば、チームが上向く。今はそんな状況です。もどかしい日々が続きますが、チームを信頼して、ナビスコと来週のリーグ戦でよい結果が出るようにサポートしていきましょう。

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