KEIO Future Sports Conference 第1回「失敗力」

昨日は、「KEIO Future Sports Conference」という招待制セミナーに参加してきました。このセミナーは、慶應義塾大学鈴木寛研究室が主催し、学生、社会人、指導者とともに慶応スポーツのあり方や可能性について議論する場として開催されました。

第1回のテーマは「失敗力」。登壇者は、慶応大学体育会ソッカー部監督の須田芳正氏、東京ユナイテッドFC共同代表の人見秀司氏、東京ユナイテッドFCプレイングコーチの岩政大樹氏、モデレーターは慶応大学体育会ソッカー部の原田圭さんが務めました。

失敗しないと分からないことがある

昔、スピードスケートの世界記録保持者だった清水宏保さんは「実際の試合でしか試せない事がある」と考えていたそうです。清水さんは、「この試合は失敗しても良い」という試合では、わざと失敗する確率が高い事を試していたそうです。実際の試合で試しておかないと、オリンピックのような一発勝負の舞台で実力を発揮する事は出来ない。そう考えていたそうです。

失敗しなければ分からない事があるし、失敗から学ぶべき事がある。それが、本セミナーのテーマだったと思います。

大失敗を経験したことはない

僕はセミナーを聴きながら、「僕自身の失敗学とは何か」とずっと考えていました。セミナーを聴きながら、僕にとっての「失敗」が何か思い出そうとしていたのですが、明確に「これは失敗だった」と思いあたる事がない事に気がつきました。

サッカーの試合で負けて、国民から批判された事もないし、多額の借金を作って生活に苦しくなったわけでもないし、人に命を狙われる経験もなければ、身体を壊した経験もありません。仕事で大失敗して、給料が大幅に下がった経験もありません。

もしかしたら、今後「失敗だった」と思える事が出てくるのかもしれませんが、今のところ、自分の人生を振り返っても、「失敗だった」と思う事はありません。間違いはたくさんしていますが、その時の間違いによって、全てを失い、人生を狂わせたような経験はありません。

失敗は変化するチャンス

なぜ、「失敗はない」と感じているのか。それは、「失敗は変化するチャンス」だと思っているからかもしれません。僕は普段は怠惰な人間です。だらっと過ごしていたいし、同じ事を繰り返して生活出来るなら、そうしていたい人間です。

ところが、人生そうは上手くいきません。年齢、仕事、家庭、社会など、日々変化する事に適応しようとすると、どうしても、慣れているやり方では通用せず、新しい事を始めなくてはならなかったり、今までのやり方を微調整しなければならない時がきます。僕にとってそのタイミングは、「失敗した時」です。

「失敗した」と感じた後、自分なりに原因を考え、人に助けてもらったり、解決方法を探し、時間がかかっても自分なりになんとかしようと試行錯誤するうちに、振り返ると昔の自分とは違う自分がいる。そんな経験を何度もしてきました。

今振り返ると、学生時代の失敗なんて、大した事はなかったと思います。社会人になって、人、モノ、お金がかかっている失敗に比べれば、学生時代の失敗は大した事ではないと思います。むしろ、積極的に失敗し、失敗から学ぶ事、立ち上がる事を学べば、十分だと思います。

セミナーに参加させて頂き、普段振り返る事がない「失敗」について、改めて振り返るよい機会になりました。招待してくださった人見さん、ありがとうございました。

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