ヒットしたものはすべて正しい。書評「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない 」

2014/04/11

人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない

ベストセラーとなった「憂鬱でなければ、仕事じゃない」の続編ともいえる本書のタイトルはびっくりするほど長いものになりました\。前作同様に、本書にも仕事で、悩んだり、迷ったりした時に読み直すことで、悩みや問題解決のヒントになるトピックが紹介されています。
本記事では、私が特に心に残ったトピックを5つピックアップして、ご紹介します。

感想こそ人間関係の最初の一歩

本書に書かれていますが、人は何かをしてもらった時、お礼をいうことはあっても、感想をいうことは稀です。
本書では「感想をいう事が、人間関係に大きな効果がある」と書いています。なぜなら、感想を伝えることは、言い換えれば、自分がどう感じたか、評価したかを伝えることだからです。

ヒットしたものはすべて正しい

よく「あんなくだらないものが、なぜ売れるのか」という人がいます。(自分もその一人です)でも、そういう人に限って、ヒットや仕事で成功したことがありません。なぜなら、ヒットを生み出すために必要な地道な努力を怠っているからです。
「一発屋」という言葉がありますが、一発当てるにも、努力の積み重ねと多少の運が必要です。ヒットしたものを認めることが、次のヒットへの近道なのだと思いました。

成功は失敗の基

私は、何か良いことがあった直後に、悪いことを経験することがよくあります。それは、良い思いに浸って、目の前にある落とし穴に気づかないからだと、本書を読んで実感しました。また、それを防ぐには、以前の成功体験を捨て、新たな苦しみに飛び込むことが必要、と本書には書かれています。
これはなかなかできないことです。苦しみを楽しむメンタルがなくては、企業家は務まらないのだと感じました。

人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない

人は褒められたい生き物だと思います。褒められたいからこそ、苦しいことや辛いことにも耐えられるのだと思います。しかし、仕事で褒められることは、稀です。また、褒められる段階まで継続することが、最も苦しく、辛いことです。
そんな、他人と自分との距離を表現するのに、最適な言葉だと思いました。

悪名は無名に勝る

著書の一人である見城徹は、ここまで言い切っています。

伝説は悪名からしか産まれない。なぜなら、常識から外れることを、人は「悪」と呼ぶからだ。

僕の好きなサッカーでたとえるならば、マリオ・バロテッリやルイス・スアレスやカルロス・テベスなどの選手は、グラウンド内外でのトラブルが多いこと、つまり”悪名”で知られています。しかし、彼らは悪名を轟かせるのと同じくらい、グラウンドで結果を残してきました。その結果、彼らの悪名は”個性”として認知され、ファンに愛されています。そんな事例からも、悪名が轟くのも悪いことばかりではないと、思うのです。

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