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震災で初めてわかった姉と自分のこと。書評「気仙沼に消えた姉を追って」

      2012/12/15

気仙沼に消えた姉を追って

いくつか震災関連の書籍が出ているが、この本が震災関連の書籍のルポルタージュとしては、No1なのではないだろうかと思います。
この本はスポーツライターで、Numberにも寄稿している著者(生島ヒロシさんの弟でもある)が、震災をについて書いたルポルタージュです。

著者が歩んできた人生を、震災と姉の死を機に振り返る

この本は、震災をテーマに書かれた本だが、もうひとつのテーマがある。それは、著者の半生についてだ。
著者が歩んできた人生を、震災と姉の死を機に振り返る。このテーマこそが、著者がこの本で最も伝えたかったことだと感じた。

震災を機に、自分の人生を振り返らざるを得なかった人は、著者だけではないと思う。
自分の人生を振り返った時に、初めて気づく周囲の人の存在、失って気づく故郷のよさ、
著者は極めてプライベートな内容を、スポーツライターとしてのキャリアを活かして、淡々とした文体でまとめています。
それ故に、この本は重い話題を扱っているにもかかわらず、非常に読みやすく、読み終わった後に深い感動をおぼえるとともに、
読者に対して、自分の人生はどうだったろうか?と改めて考えさせてくれる1冊です。

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