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心のストレスに悩む人にオススメの1冊。書評「「自分」を浄化する坐禅入門」(小池龍之介)

   

高城剛の著書「SOUL RESET 魂の再起動 魂の声に耳を澄まし、未来を見通す方法」を読んで以来、坐禅には興味をもっていました。坐禅を自己流で始めたものの、頭に浮かんでくることばかりが気になってしまい、集中出来ない。どうしたらよいのだろうと思った時、手にとったのがこの本です。

本書「「自分」を浄化する坐禅入門」は、坐禅に興味をもった方に向けて、坐り方、手の組み方といった「型」から始めて、呼吸法、観察力・集中力・平常心の高め方、緊張や不安、雑念との付き合い方、自分の身体感覚や心を観察するお稽古まで、初学者でも一人で始められる坐禅瞑想のやり方をわかりやすく紹介している1冊です。

坐禅とは「集中力」と「観察力」を高めるお稽古

本書の冒頭にも書かれていますが、仏道とは宗教でも儀式でもなく、お稽古をして歩むべき「道」でした。したがって、坐禅とは「集中力」と「観察力」を短期間に高めるお稽古のプログラムで、それらの能力を十分に高めた上で、自らの心を観察し、浄化するお稽古なのです。

「集中力」と「観察力」が高まることで、余計なことを考えなくなる

「集中力」と「観察力」を高めることのメリットは、余計なことを「考えなくなる」ことだと思います。私たちは、朝起きてから夜眠るまで、頭を回転させて考え事を続けています。それが、心のエネルギーを浪費して、ストレスを生み出す原因となっています。つまり、「考える」からこそあらゆるストレスが発生するのです。

僕も経験がありますが、一度ネガティブ思考が始まると簡単には止まりません。その思考をストップさせるための武器が、本書によると「集中力」と「観察力」だというのです。何かに集中すれば、思考は止まります。また、思考の原因を観察することで、なぜネガティブ思考をしてしまうのかを客観的にみることで、思考が静まっていくというのです。

だから、坐禅によって、ストレスを軽減させることが出来るのです。
繰り返しになりますが、坐禅は「自らの心を観察し、浄化するお稽古」だからなのです。

何気ない情報が、心のエネルギーを消費させる

インターネットが普及し、特にスマートフォンを手にしてから感じることなのだが、最近の自分自身は「考えない」ことが出来ていないと、感じることがあります。何かを考えなければならない。何か情報を受けとっていなければならない。そういう感覚があるので、ついついスマートフォンを手にして、Twitterを見たり、さして興味のないニュース記事を読んでしまいます。

しかし、何気なく自分が受け取っていた情報が、自分自身の心のエネルギーを消費し、心を傷つけていたとしたら、何気なくスマートフォンから受け取っていた情報は、本当に必要だったのでしょうか。

情報を受け取ることも重要ですが、自分自身がどんな状態なのか。何を欲しているのか。十分に考えたことがあるのか。日々のことに追われていて、きちんと考えていないのではないか。

その事を、本書を読んでいて改めて考えさせられました。

何気なく手にとった1冊でしたが、読み終えた感想しては、とにかくわかりやすい。坐禅というと小難しいイメージがあって、興味はあるんだけど、どうやってよいかわからない僕のような人間にとって、丁寧に、丁寧に、説明してくれている本書のような本は、とてもありがたく感じました。

図書館で何気なく手にとった1冊でしたが、近々文庫本も出るようです。
坐禅に興味がある人、日々のストレスに悩まされている人にオススメの1冊です。

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