ようやく訪れたLCC時代に読むべき1冊。書評「70円で飛行機に乗る方法」(高城剛)

2013/01/20

lcc_takashiro_20130119

本書は、当時欧米、ヨーロッパ、東南アジアで一般的になりつつあったローコストキャリア(LCC)エアラインから超贅沢航空機、機内食ランキングまで、飛行機をより快適にする隠されたテクニックを、高城剛が紹介した1冊です。

4年遅れで追いついた日本

本書が出版されたのは、2008年。4年後ようやく日本でもローコストキャリア(LCC)の飛行機の就航が開始され、東京(成田)→沖縄(那覇)がオフシーズンには3,000円台で行けるようになりました。本書に書かれているLCCのサービスに関する基本的な内容を改めて読み返すことで、LCCを賢く活用した空の旅の楽しみ方が理解できるはずです。

高城剛はなぜ本書を出版できたのか。

本書の内容の紹介からはずれますが、本書を読んで、ずっと疑問に思っていたことがあります。それは、「高城剛はなぜ本書を出版できたのか」です。高城剛は「ハイパーメディアクリエイター」という肩書きを持って、世界中を飛び回るクリエイターのはずです。世界中で仕事をするクリエイターであれば、LCCなんて乗らないんじゃないのだろうか、と。

たぶん、それは半分当たっていて、半分間違っているのだろう。どういうことかというと、高城剛は世界中を飛び回って仕事をしている。これは正しいのだと思う。しかし、世界の経済は日本以上に不況が深刻だ。高城剛に仕事を頼みたいと思っても、飛行機のビジネスクラスと素晴らしいホテルを用意してくれる企業なんて、滅多にないのだろう。以前は用意されていたのかもしれないが、それがLCCに変わったのだと想像するのが、自然です。

高城剛自身もLCCで飛び回るようになった時、最初はサービスの違いに戸惑ったのだと思います。しかし、高城剛がすごいのは、サービスの違いを楽しみ、自分なりに感じたり気づいた点を、こうして1冊の書籍にまとめてしまいました。

この本をこれから読む人は、LCCなどの最新の航空事情を知るだけでなく、高城剛の前向きな姿勢にも触れて欲しいと思います。前向きすぎて胡散臭さすら感じるかもしれませんが、こういう人に幸運の女神は降りてくるのだと思わずにはいられません。

関連書籍

高城剛については、こんな記事を書いています。

おすすめ商品

本書を読んで興味を持った方は、こちら。

スペインの地方都市「サン・セバスティアン」の観光政策を紹介した、高城剛の書籍はこちら

高城剛の新刊。世界中を旅する高城剛の持ち物を紹介した1冊です。

世界中の空港の素敵な写真をまとめた写真集。これを読むと空港目当てで旅に出たくなります。