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イングランド・プレミアリーグ2015年シーズン第31節 クリスタル・パレス対レスター・シティ レビュー

   

イングランド・プレミアリーグ2015年シーズン第31節、クリスタル・パレス対レスター・シティは1-0でレスター・シティが勝ちました。2試合連続の1-0での勝利。残り7試合ということで、ラニエリもいよいよ「チャンピオンズリーグが近づいてきた」という発言をしました。

レスター・シティは実はパスを繋げるチーム

レスター・シティの特徴として、どんなチームと対戦しても、ボール保持率が相手より低いという特徴があります。ボール保持率、パスの成功率が低いので、「パスをつなげないチーム」というイメージをもつ人がいるかもしれませんが、決して「パスをつなげないチーム」ではありません。むしろ、パスをつないで攻撃を仕掛けるのは得意なチームです。

レスター・シティの選手に共通しているのは、「受ける」「外す」動きが上手いところです。プレミアリーグのチームは、パスを出した後スペースにダッシュする選手が多く、特に下位のチームはパスがつながりません。しかし、レスター・シティの選手は、パスを出した後、走ると見せかけてバックステップして相手のマークを外したり、縦に走ると見せかけてフェイントをかけて下がって受けたり、相手のマークを外す動きをチーム全員で実行出来るチームなのです。

特に、オルブライトン、ドリンクウォーター、カンテ、岡崎、ヴァーディーといった選手は「外す」「受ける」が上手いので、相手に捕まりません。レスター・シティのサッカーはかなり研究されているのですが、負けない理由は、こうした「受ける」「外す」動きが上手く、相手に捕まりません。そして、マークを外した瞬間にパスを出す技術を、全員身につけています。それが隠れたレスター・シティの強みです。

諸刃の剣となる「中央からの攻撃」

ただ、気になる点もあります。レスター・シティは最近、攻撃の時には中央を崩す場面が増えてきました。悪いことではないのですが、中央のエリアを崩すために、サイドハーフのマレズとオルブライトンが中央に集まるようになりました。中央で数的優位を作って、相手の守備を崩せれば良いのですが、相手の守備を崩せなかったとき、空いたサイドのスペースを使われ、相手に攻め込まれる場面が増えています。

クリスタル・パレス戦でも、中央のエリアを崩そうと試み、崩し切れずにピンチを招く場面がみられました。レスター・シティを研究しているチームは、サイドの攻撃を警戒しています。相手が警戒するサイドではなく、中央も攻撃したいという意図は理解できるのですが、レスター・シティの強みである守備の堅さが失われるリスクもあります。

ちなみに、レスター・シティだけではなく、レバークーゼン、アトレティコ・マドリーといったカウンターが得意なチームも、サイドハーフを中央に寄せて、中央から攻められるようにしようと試みています。レスター・シティが取り組んでいることが、どんな取組につながるのか。優勝争いと並行して注目したいと思います。

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