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イングランド・プレミアリーグ2015年シーズン第33節 サンダーランド対レスター・シティ レビュー

   

イングランド・プレミアリーグ2015年シーズン第33節、サンダーランド対レスター・シティは2-0でレスター・シティが勝ちました。これで5連勝。いよいよ優勝が近づいてきました。この試合は、好評だった大久保嘉人の身体の使い方武藤嘉紀の身体の使い方に続いて、レスター・シティの選手の身体の使い方を写真とあわせて紹介したいと思います。

肘が後ろにあるヴァーディー

この写真はヴァーディーが2点目を決めた時の試合です。2点目を決めたのは、後半アディショナルタイム。皆が疲れている時間で、スピードでDFを振り切り、GKをかわしてゴールを決めました。この写真を見ると、姿勢が真っ直ぐ立っていて、下を見ているのですが、首だけ下がっていて、姿勢は真っ直ぐ保たれています。また、振り出された右足が身体の近くにあります。右足が真っ直ぐ伸びていて、左右の足が前後に大きく振り出されています。また、肘が身体の後ろにあることで、身体の姿勢を真っ直ぐに保っています。

ヴァーディーはゴールを決めると、両手を大きく広げるパフォーマンスをするのですが、両手を大きく広げた時、必ず肘が後ろに残っています。肘が後ろに残っているので、自然と胸が大きく広がり、姿勢を真っ直ぐに保つことが出来ます。この姿勢が長く保てるのは、骨盤が立っていて、疲れにくく体が強い「伸筋」が使えているからだと思います。

力が抜けているカンテの姿勢

続いて、もう一人のレスター・シティの躍進の立役者であるエンゴロ・カンテの写真です。この写真は、相手をドリブルでかわそうとしている写真だと思います。カンテの強みは、90分間走り続けられる事、ファウル無しでボールを奪える事、そして奪ったボールを相手陣内に運ぶドリブルです。この写真を見ると、左から右に方向転換しようとしている写真だと思いますので、身体が右に傾いています。

しかし、右に傾いているにも関わらず、頭と足の先は一直線になっていて、右足はしっかりと伸びています。地面につきそうな左足も90度までは曲がっておらず、地面につくときは真っ直ぐになるはずです。また、両手は大きく広げられていますが、肘は身体の後ろに残っています。

カンテは、90分間姿勢を真っ直ぐに保ち、90分間リラックスしたフォームでずっと走り続けます。スピードがないわけではないのですが、力感のないフォームで近づいてくるので、相手はカンテが近づいて来たことに気づかず、ボールを奪われるということがよくあります。この写真を見ても、顔はキツイ表情をしていますが、身体全体に力が入っているような印象は受けません。

力が入っている写真が少ないレスター・シティの選手たち

この試合ではヴァーディーとカンテの写真を紹介しましたが、レスター・シティの選手の写真を見ていると、力が入りやすく疲れやすい「屈筋」を使っているシーンが、全く無いわけではありません。しかし、川崎フロンターレの選手に比べると、そのシーンは圧倒的に少ないですし、「屈筋」を使ってプレーする選手も少ないです。

レスター・シティは5連勝。そしてシーズン終盤にも関わらず、5連勝中は全く同じメンバーで戦っています。コンディショニングが上手いことも要因だと思いますが、レスター・シティの選手の身体の使い方が上手く、疲労を最小限にしつつ最大限のパフォーマンスが出来ていることは、見逃してはいけないと思います。

残り5試合。3勝すれば自力での優勝が決まります。いよいよ優勝へのカウントダウンが始まりました。他のチームがあまりレスター・シティ対策を露骨にしてこないので、このまますんなり優勝が決まりそうな気がします。引き続きレスター・シティの試合に注目しつつ、レスター・シティの選手の身体の使い方についても、気がついたことがあれば取り上げていきたいと思います。

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