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イングランド・プレミアリーグ2015年シーズン第28節 レスター・シティ対ウェストブロムウィッチ

   

イングランド・プレミアリーグ2015年シーズン第28節、レスター・シティ対ウェストブロムウィッチは、2-2の引き分けに終わりました。

レスター・シティとしては、とてもアンラッキーな試合だったと思います。ウェストブロムウィッチにはほとんどチャンスを作らせなかったにもかかわらず、2回のチャンスで2得点。一方、自分たちは数多くのチャンスを作り、ゲームをコントロールしたにも関わらず、2得点のみ。岡崎のバーに当たったヘディングシュート、ヴァーディーのバーに当たったヘディングシュート、セットプレーのこぼれ球をひろったモーガンのシュート、などなど、どれか1本でも入っていれば。そんな試合だったと思います。

安定をもたらしたキングとシンプソン

レスター・シティは、チームを支えていたカンテが怪我のため欠場。代わりにウェールズ代表のキングが起用されました。キングは、カンテほど守備が上手い選手ではありませんが、ボールを扱う技術にすぐれ、攻撃時のミスが少ない選手です。したがって、レスター・シティがゲームをコントロールしたこの試合では、ミスも少なく、チームのテンポにスムーズに馴染むことが出来ていました。カンテとドリンクウォーターのセントラルミッドフィールダーコンビが、レスター・シティの好調を支えていたのですが、次節もカンテが欠場するものの、キングで十分代役は務まりそうです。

また、出場停止から右サイドバックのシンプソンが復帰したことで、右サイドの守備を崩されることが、ほとんどありませんでした。シンプソンの良さは、1対1でほとんど抜かれないことと、中央にセンタリングを上げさせないこと、そして攻撃の時のパスミスが少ないことです。シンプソンが復帰したことで、右サイドハーフのマレズが守備やパスのタイミングなど、色々心配せずプレー出来ます。この試合のマレズは再三ドリブルで相手の守備を突破していましたが、シンプソンの復帰も要因の1つだったと思います。

焦りが見え隠れしたラニエリの交代策

前節のノーウィッチ・シティ戦では、ラニエリの積極的な交代策が実を結びました。しかし、この試合では必ずしも交代策は上手くいかなかったと思います。後半18分にオルブライトンと岡崎に替わって、ウショアとシュラップを投入しました。しかし、オルブライトンと岡崎がいなくなったことで、ボールを受ける動きが減り、レスター・シティの攻撃のよいリズムが失われた気がします。

ラニエリはさらにフックスに替わって、グレイを投入。シュラップを左サイドバックに移し、グレイを右サイド、マレズを左サイドに移します。これがまた上手くいきません。グレイがボールを受ける時のアクションが少ないため、よいリズムがまた失われていきました。マレズも左サイドだとやりにくそうだったので、5分後にはグレイを左、マレズを右に移します。しかし、失ったリズムは元に戻りませんでした。

ラニエリは、チェルシー時代「ティンカーマン(腕の悪い修理屋)」というニックネームをつけられていたことがあります。チームをいじりすぎることを揶揄するニックネームなのですが、この試合の交代策からは、「ティンカーマン」時代の癖が見え隠れしました。この試合では、後半35分くらいまで我慢し、一気に勝負をかけたほうがよかった気がします。追われる立場にいるラニエリの焦りが感じられた交代策でした。

しかし、翌日の試合でトットナム、アーセナル、マンチェスター・シティが揃って敗戦。トットナムとレスター・シティとの勝ち点差が3に開きました。残り12試合。ここから、ますます1試合の重みを増してきます。レスター・シティは、今まで続けてきたことを続け、今まで通りに試合に臨めるのか。ラニエリは、チームをどうマネジメントするのか。「自分たちは挑戦者」の立場を崩さない首位のチームが、いかに残りの試合を戦うのか、注目したいと思います。

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