モノは人を表す。書評「LIFE PACKING(ライフパッキング)【未来を生きるためのモノと知恵】(高城剛)」

2013/09/11

高城剛さんの新刊「LIFE PACKING(ライフパッキング)【未来を生きるためのモノと知恵】」を読みました。
この本は、ビンテージスニーカーやフィギュアのコレクターだった著者が、自分が持っていた99%の物を処分した後、それでも残った1%の物を紹介する、という書籍です。

必要なものを最低限持ち歩く

この本には、著者が「1day」「2weeks」「1month」「3months」「1year」という単位で、普段持ち歩いているモノが紹介されていますが、驚くのは持ち歩くモノの少なさです。2週間分の荷物ですら、デイバック1つで移動していることに驚きました。

たとえば、メモ帳はポストイットで代用して、カードケースに収納。財布は持たず、お金はゴムでクリップしたり、お茶の袋に入れたりといった具合です。普段はパソコンすら持ち歩かないのは、意外でした。持ち歩くモノを少なくするために、徹底的に合理的に考え、選定した結果、現在所有しているモノに行きついたことを、本書から強く感じます。

ただし、単に合理性を追求するだけでなく、写真や音楽を楽しむためのモノが含まれているところに、日々の人生を楽しむ気持ちを忘れない著者らしさを感じます。

また、紹介されているモノの中に、ホメオパシーやお灸など健康に関するモノが多かったところが興味深かったです。
世界中を移動しながら仕事している著者はうらやましくも思えますが、反面時差ぼけや気温差による体調不良と日々向き合わなくてはならないのでしょう。健康管理に関するモノからは、普段メディアに登場する高城剛の姿とは異なる、仕事に向き合う強い気持ちが感じられる反面、すべて自分で責任を負わなければならないが故の孤独も感じさせます。

持ち歩くモノは人を表す

こうして人が所有するモノをまじまじと本で見ていると、なんとなく人となりが伝わってくる気がします。モノが表す人となりは、どんなに言葉で説明されるよりも、雄弁なのではないか、と。

この本を読む限り、高城剛という人は悪い人ではなさそうだな、という気がします。

本書で気になったモノ

最後に本書で紹介されて気になったモノ紹介します。

Premier Systems olloclip 3-in-one Photo Lens

SONY MDR-EX800ST

SONYが発売しているスタジオ向けのカナル型(耳栓型)ヘッドフォン。
カナル型のよいヘッドフォンが欲しかったので、値段は高いですが気になる1品です。

AT-PHA05BT

ワイヤレスで音楽が聴けるワイヤレスレシーバー。最近気になる商品です。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkII

高城剛が3台も持っているというデジタル一眼レフカメラ。

毛穴撫子 重曹つるつる石鹸 155g

急にアナログになりましたが、本文中の「ひと洗いすれば、自分の臭さに気づきます」というキャッチコピーに惹かれました。

ストロー浄水器 mizu-Q

ストロー型の簡易浄水器。これで旅先で信用できない水も飲むことが出来るのだそうです。
防災用に使えそうです。

プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106 & SCANSNAP iX500 FI-IX500

書籍を自炊するための断裁機とスキャナー。欲しいけど2人子供がいる家のどこにおいておけばいいのやら。
本文中ではSCANSNAP S1500が紹介されていましたが、あえて最新機種をご紹介しておきます。

高城 剛 カバンの中身 – 世界中を手荷物1つで旅をする

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