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「続きはWebで」の先駆けとなったLIFECARDのCM「カードの切り方が人生だ」

      2013/09/20

テレビでCMを観ていると、CMの終わりに「Webで検索」とか「続きはWebで」といった言葉で、Webサイトへと誘導しようとするCMが多くなったことに気づかされます。その先駆けとなったのが、オダギリジョーが出演していたLIFECARDのCMです。

クールなオダギリジョーがカッコ悪い役を演じる

LIFECARDのCMは、オダギリジョーが様々なシチュエーションで選択を迫られるというもの。選択する内容はオダギリジョーの手元にあるカードに書かれていて、選択した結果は当時Webサイト上に公開されていた動画で閲覧できるような仕掛けになっていました。オダギリジョーの軽妙なナレーションと、最後にWebサイトに誘導する「続く!」という言葉を覚えている人もいると思います。また、クールなイメージをもつオダギリジョーさんが、コミカルでカッコ悪い役を演じたことでも話題になりました。

「LIFECARD」という言葉からCMを作る

このCMのポイントは、「LIFECARD」という言葉を基に、CMが作られていることです。実はこのCMは、何かサービスや商品を宣伝しているCMではありません。「LIFECARD」という企業を宣伝するいわゆる「企業広告」と呼ばれる類のCMです。宣伝するサービスや商品がないことを逆手に取って、「LIFECARD」という企業名を使ってCMを作るという発想が素晴らしいと思います。

「LIFECARD」はその名の通り「人生」の「カード」です。人生でいくつもある「分岐点」で人がどういう選択をするのか。その選択をする時に人が思い浮かべる「心の迷い」がカードにみたてられています。それぞれのシチュエーションは、簡単にどれか選べないようになっています。よく考えられています。誰もが迷うようなシチュエーションで、選択に迷うオダギリジョーを「どうする?」「どうする?」というナレーションで緊張感を煽り、煽りきったところで、「続く!」という言葉で唐突に終わるので、気になってWebを観てしまいます。

Webに誘導することでより企業のことを理解してもらう

たぶんこのCMでWebに誘導したかったのは、LIFECARDの詳しいサービスや商品を紹介するのに、15秒から30秒のCMでは短いと判断したのかもしれません。CMに興味を持った人にWebサイトに来てもらい、詳しいサービスや商品をWebサイトに掲載されている情報を閲覧して理解してもらうという考えで作られていたとしたら、実によくできていると思います。

麻生哲朗さんが引き出したタレントの新たな一面

このCMのクリエイティブディレクターは「TUGBOAT」の麻生哲朗さん。CMのディレクターだけでなく「ホテルビーナス」の脚本や、SMAPの「Dear Woman」や「さかさまの空(梅ちゃん先生の主題歌)」の作詞を手がけていることでも知られています。

麻生さんは「クリエイターズ・トーク」というトークショーの中で、「起用したタレントその人自身も新しい一面が見えてくる広告が、優れた「タレント広告」と言える。」と語っていましたが、「LIFECARD」のCMはまさに、オダギリジョーさんの新しい一面を引き出した上で、企業のブランドイメージ向上にも貢献した、素晴らしいCMだと思います。

ライフカードCM フレッシュマン来たる篇

ライフカードCM 海外出張篇

このCMの「ビーーフ」ってセリフ好きです。

ライフカードCM 転機到来篇

ライフカードCM 派閥篇

ライフカードCM 出会い篇

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