自信をつくることは、希望をつくることだ。書評「一生折れない自信のつくり方」(青木仁志)

「情熱大陸」で放送された、長友選手の本棚にこの本があったのを思い出して、手にとってみました。
本書は、人材教育コンサルティング会社の代表でもある著者が、自身が講師を務める目標達成プログラムで講演している内容を元に、「自信のつくり方」について書かれた書籍です。

思い込みをかえ、「できる」という思いをもつこと

本書の冒頭に、自信を持つために必要なことを、2つ挙げています。1つ目は、思い込みを変えること。どんなに小さなものでも、自分の中に「できる」という思いを持つことが、最終的には大きな自信につながっていくというのです。

自分自身の体験として、これが結構難しいのです。なぜなら、僕は人の目が気になってしまったり、人の言うことが気になってしまいます。こうした「人の目」が、築きあげようとする自信を妨げる要因になって、大きな自信につながらずに挫折してしまうということを、これまで何度か体験してきました。

なら、どうすれば人の目を気にせずに、自信をつくることが出来るのか。本書を読んでいて、ヒントは本田圭佑の言葉にある気がしました。

本田圭佑は、メディアを通じて「世界一のサッカー選手になる」「ワールドカップで優勝する」と何度も何度も言葉にして語ってきました。その度に、メディアから「そんなことが出来るわけがない」と言われ続けてきました。しかし、本田圭佑は目標を何度でも口に出し、「自分ならできる」と繰り返すことで、メディアからの中傷や、目の前の壁を1つ1つ乗り越えていきました。

本書にも「肯定的なイメージをもつこと」が自信をつくるために重要な要素だと語られていますが、本田圭佑の言動や行動をみていると、よくわかります。重要なのは、何度も何度もイメージすること。1度だけ、1日だけなら誰でも出来ると思います。ふと時間が空いた時や、弱気になりそうになったとき、「自分ならできる」と言葉にし、できたときの自分の姿をイメージする。それが、自信をつくる第一歩なのだと思います。

小さな達成をコツコツと積み上げる

2つ目は、小さな達成をコツコツを積み上げることです。自分の中に「できる」という思いを持つことが出来たら、それを実行に移し、達成することで自信につなげる。その重要性を、読んでいてあらためて感じました。

僕自身、物事を続けることは、苦手ではありません。しかし、それを自信につなげることが出来ていませんでした。それは、1つ目の理由として書いていた「人の目」が気になって、「できる」という思いを自信につなげることが出来ていなかったからです。

小さな達成をコツコツと積み上げることは、僕は誰にでも出来ると思っています。なぜなら、朝から満員電車に乗って、会社に向かうことだって、小さな達成だからです。以前、車通勤している友人から、「満員電車に乗って会社に行くこと自体凄いことだ」と言われ、普段自分が何気なくやっている出来事が、人から見ると凄い出来事だったりすることに気がつきました。

自分が普段何気なくやっていることって、自分自身ではその価値がきちんと分かっていなかったりします。だからこそ、普段の行動を振り返って、小さな行動でも出来たことを自分で褒めてみる。それが、自信の第一歩なのです。

自分を信じることは「希望そのもの」

自信とは「自分を信じる」と書きます。「自分を信じる」というのは、名詞ではなく、行為です。つまり、「自分を信じる」という行為は、自分自身がやったら、それが「自信」になるのです。人が持たせたり、人が与えたりするものでは、ないのです。自信は、自分でつくるものなのです。

本田圭佑は、「自分を信じることは、希望そのものだ」と語っていたことがあります。本田圭佑は、自分を信じ、自信をつくることで、未来を切り開いてきた人物であり、自信をもつことの重要性を、身を持って体現している人物です。そう考えると本書のタイトルにもなっている「自信をつくること」とは、「希望をつくること」なんだと思います。

本書には、自信をつくるための考え方と手法が、分かりやすく紹介されています。
自信がもてないのは、ビジネスマンだけではありません。
自信をもちたいと考えている多くの人に、読んでもらいたい1冊です。

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