書評「ひとりでいること みんなとすること」(松浦弥太郎)

「ひとりでいること みんなとすること」は、松浦弥太郎さんの著書「愛さなくてはいけない ふたつのこと -あなたに贈る人生のくすり箱 -」と「40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために」の二冊から、孤独と共感のバランスのとり方の練習となるようなエッセイをよりぬき、再編集した書籍です。

実は「愛さなくてはいけない ふたつのこと -あなたに贈る人生のくすり箱 -」と「40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために」は以前読んだことがありました。今回手にした時は、再編集版とは知らずに手にしたのですが、思いの他面白かったです。

なにか望みがあるなら、人に与えよ

以前読んだ時は、「「不安」や「寂しさ」とどう付き合うのか」や「年齢には年齢なりの楽しみ方、人生の生き方があり、その事を踏まえて準備をしておく」といった、自分自身をよりよくするにはどうすればよいのかという点が印象に残りました。ただ、今回読み終えて印象に残ったのは、「人に与える」事の大切さでした。

「なにか望みがあるなら、いいことだね。それならまずは、それを誰かにしてあげなさい。そうすれば、簡単に手に入るよ。」

「あれもやりたい」「これもやりたい」と主張を繰り返し、技術も体力も身についていない人もいますが、まずは周りの人に自分が出来ることを与え、人に役立つ事を続けること。そうすれば、周りの人や評判を聞きつけた人々から自然とよい話をもらえるようになる。最近、自分自身同じような事を考えていたので、とても印象に残りました。

よいアシストするサッカー選手には、最終的にはよいラストパスが回ってくる

僕自身は大したことはないと思っていた経験だったり、行いだったりというのが、他人から見ると凄い経験だったり、仕事だったりするということに気づいたのは、つい最近の事です。自分だけが得た経験や権利を、自分だけが行使して利益を得るということだけはやめよう。以前からそう思ってきたのですが、最近はその事を特に意識して実践するようにしています。よいアシストするサッカー選手には、最終的にはよいラストパスが回ってくる。そう信じているからです。

松浦弥太郎さんの本は、以前読んだことがある本でも、時を経て読み直してみると、以前印象にのこった箇所とは違う箇所が印象に残るのだなと、今回読み直してみて感じました。他の本も改めて読み直してみようと思います。

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