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味方は誰にでもつくれる。書評「ほんとうの味方のつくりかた」(松浦弥太郎)

      2015/10/28

どんなに実力がある人でも、どんなに資金に恵まれている人であっても、どんなに才能がある人でも、誰かの支えが無ければ、持っている才能を発揮することが出来ません。人は、一人では何も出来ないのです。では、どうすれば味方になってくれる人が現れるのか。どうしたら、周りの人に「この人のために働こう」と思ってもらえるのか。そのためのヒントが書かれているのが、本書「ほんとうの味方のつくりかた」です。

本書には、2つの「味方」について書かれています。1つは、自分を取り囲む人間関係です。これを本書では、「外側の味方」と定義しています。もう1つは、自分が本来持っている、習慣やものの考え方、資質や性格の事を指します。これを本書では「内側の味方」と定義しています。本書では、外側と内側の味方、両方の味方とどう付き合っていくかについて、詳しく紹介しています。

「外側の味方」を築くポイント

では、「内側の味方」とは何か。本書では9つの要素を挙げています。

内側の味方

  1. 健康
  2. 身だしなみ
  3. マナー
  4. 時間
  5. お金
  6. ライフスタイル・生活週間
  7. 経験と知識
  8. 道具
  9. 情報

上記は、全て松浦弥太郎さんの著書で、よく紹介されている要素です。重要なのは、これら9つの要素は、自分にとって「味方」であるということです。人によっては、9つの要素のうち、いくつかは「敵」になっている人もいるかもしれません。まずは、自分の内側にある9つの要素について、1つでも多く味方にする努力をすること。これが、「ほんとうの味方をつくる」第一歩なのだと思います。

「内側の味方」について書かれていた箇所で、印象に残ったのは、「自分の長所の見つけ方」です。自分のいたらない点はすぐに見つけられるというような人(僕)にとって、自分の長所がどこにあるのか理解するのは、凄く難しいことです。

しかし、松浦さんは長所とは、「ダメなところをカバーするための得意な能力」のことではないかというのです。

無計画ですぐに衝動買いしてしまう人は、物を転売する能力に長けている。ぐずぐずと時間を無駄にしてしまう人には、どこかでつじつまを合わせるために、異常な集中力がある。といった具合です。そこを意識していくと、自分が嫌いなところが長所だということがわかってきます。長所と短所は表裏一体であり、自分が嫌いなところが、実は自分の味方になりうるというわけです。

「外側の味方」を築くポイント

では、「外側の味方」とは何か。本書では9つの要素を挙げています。

外側の味方

  1. 家族「守る」
  2. 友人「助ける」
  3. 社内の人・同僚「報告をする」
  4. 社内でも社外でも自分に仕事をくれる人(上司を含む)・クライアント「けっして損はさせない」
  5. 知り合い、取引先の人「つなげる」
  6. SNSなどでつながっている、顔の見えないオーディエンス「発信する」
  7. 敵「認める」

「内側の味方」の場合と同じように、「外側の味方」に味方なり力になってもらうにはどうしたら良いのでしょうか。本書では、まず大切なのは「信用と信頼を築くこと」だと語ります。信用と信頼を築くのは、時間がかかります。常に先に自分がたくさん与えよう、相手がうれしいことはなんだろう、安心することはなんだろう、得をすることはなんだろうと考え、実行し続けること。これが「信用と信頼を築く第一歩」だというのです。

「信用と信頼」を判断する基準として、松浦さんは「とても優秀だけど大切な時に必ず会社を休む人」「何があっても休まず、遅刻もせず、必ず会社に来る人」どちらを信頼するかという問いかけをしています。僕は、迷わず後者を選びます。以前仕事をしていた会社で、前者のような人が重要視されたことがありましたが、僕には理解できませんでした。

僕は、「皆勤賞は1つの技術」だと考えている人です。続けること、いつもその場にいること。これは誰にでも出来ることではないからです。

この記事を読んで、「内側の味方」「外側の味方」について詳しく知りたいと思っている人がいたら、ぜひ本書を読んでみることをオススメします。
本書の最後には「内側の味方」と「外側の味方」は、こんな人を好むと書かれています。

「内側の味方」と「外側の味方」は、明るく元気な人を好みます。

そして、仕事と暮らしを楽しんでいる人に集まるものです。

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