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中西哲生は過去4大会分のEUROのゴールパターンをデータで集計していた

   

2016年7月4日に放送された、Get Sportsで中西哲生さんがEURO 2016のゴールパターンを解説していました。中西さんは、EURO 2004からゴールパターンをデータとして集計していて、どんなシチュエーションでゴールが生まれているか分析し、メディアでの解説や技術指導に活かしているのだそうです。

ゴールパターンの集計で分かること

サッカーでは、ゴールが奪えないチームを表現する言葉として、「決定力不足」という言葉があります。ただ、「決定力不足」という言葉だけでは、サッカーでゴールが奪えない理由は、表現出来ません。シュートチャンスが作れていないのか、シュートチャンスは作れているように見えても入る確率が低いシュートを選択しているのか、シュートを打つ前の止める技術に問題があるのか、シュートを打つ技術に問題があるのか、シュートを打つ前のパスが悪いのか、などなど、ゴールが奪えない理由には、様々な原因が考えられます。

データが活用できなければ解説者とはいえない

ゴールパターンをデータで集計し、分析するという手法を用いることで、「どんなチャンスを作り出せば、シュートが入るのか」「どんなシュートがゴールという結果につながっているのか」を知ることが出来ます。そして、逆に失点パターンのデータを集計し、分析すれば、「どんなピンチで失点するのか」「どんなシュートが失点という結果につながっているのか」を知ることが出来ます。

日本サッカーは、パスの回し方など、「ゴールを奪うまでの過程」を重視する傾向があります。しかし、本来戦略や戦術は導き出したい結果から逆算して考えるべきです。どうやって試合に勝ちたいから、どうやってゴールを奪うとよいのか、どうやって失点を減らすとよいのか。ゴールパターンを分析することで、本当に取り組むべき課題が見えてくるような気がしています。

中西さんのように、自らデータを集計し、分析している解説者は、まだまだ少数派です。以前「スポーツアナリストが解説者をやる時代がやってきた」という記事を書きましたが、今後はスポーツアナリストとして、試合を分析出来る人物が、解説者として主流になっていく気がします。すでに、WOWOWのNBA解説では、クリス佐々木さんがデータを用いた解説を行っています。中西さんのような取組を、他の解説者の方も行って欲しいと思います。自分も何が出来るか、考えてみたいと思います。

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