カリスマ性のないリーダーが強いチームを作るためのマネジメントとは。書評「自分で動ける 部下の育て方 期待マネジメント入門」(中竹竜二)【前編】

2014/11/09

Googleのエリック・シュミットがイベントで語っていた、「Pure Pressure is Strong Management」という言葉が、今も頭の中に残っています。

自発的に仕事をする仕組みがGoogleの強さの秘密

人に言われて何かをするより、自分で何かをしようと自発的に行動することを促すことが、大きな成果を生み出す。そのことをよく理解しているGoogleが作った、仕事時間の20%は自分の好きなことをやっていいという「20%ルール」は、社員に自発的に働いてもらうために考えられた仕組みです。

社員に自発的に働いてもらえる環境や仕組みが、Googleが他の企業には出来ない仕事が出来ている理由なのだと思います。

自発的に仕事をする仕組み「フォロワーシップ」

では、自発的に働いてもらえる環境や仕組みを作るにはどうしたら良いのか。そのための考え方の1つが、「フォロワーシップ」です。「フォロワーシップ」とは、リーダーが組織を引っ張っていくのではなく、リーダー以外のメンバーがチームを支える力を引き出し、強いチームを作ろうとする考え方のことです。

その「フォロワーシップ」をスポーツチームのマネジメントに取り入れ、成果を収めたのが、早稲田大学ラグビー部監督時代に、大学選手権2連覇を達成した中竹竜二さんです。以前、中竹さんは自身のことを「日本一オーラのない監督」と語っていました。僕はその言葉が印象に残っていたので、「日本一オーラのない監督」が、強烈な個性をもったラグビー部の選手たちの力を引き出したのか、気になっていました。自分自身がチームのリーダーになる時、どんなマネジメントをしたいか。その時に思い出したのが、中竹さんのことでした。

正しい期待をかければ、人は必ず成長する

中竹さんは本書「自分で動ける 部下の育て方 期待マネジメント入門 」の中で、「正しい期待をかければ、人は必ず成長する。これは私の信念です。」と語っています。ここで語られている「正しい期待」とは、エリック・シュミットが語っていた「Pure Pressure」と同じ意味だと僕は思います。

では、どうやって「正しい期待」をかければよいのか。「正しい期待」のかけかたについてまとめられているのが、中竹さんの著書「自分で動ける 部下の育て方 期待マネジメント入門」です。

具体的な内容は、次回以降に紹介していと思います。

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