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熱風に連載されている川上量生さんの連載「鈴木さんにも分かるネットの未来」第4回:ネット世論とはなにか(上)

      2013/07/16

この記事では、ネット世論を定義する上で、ネットメディアとは何かを定義しています。

  • マスメディア:新聞と地上波テレビ放送のこと。
  • ネットメディア:ニュースサイト、ポータルのニュースコーナー、ブログ、メルマガ、掲示板、動画サイト、生放送サイトなどネット版マスメディアみたいな働きをするもの。CGMの一部もここに入る。
  • ソーシャルメディア:twitterやFacebookのようなSNSなどユーザーが自分と近いユーザーに情報を発信するメディア。ただし、ネットサービスだけでなく、人間自身でおこなう口コミもソーシャルメディアの一部であると定義する

こう定義すると、ソーシャルメディアは口コミが簡単に出来るツールの名称であるということがよくわかります。
ネットユーザーへの情報の伝わり方は以下の特徴があります。

  • ネットユーザーも程度はともあれマスメディアや口コミの影響は受ける。
  • マスメディアにせよ、ネットメディアにせよ、直接、ネットユーザーが閲覧する場合もあれば、ソーシャルメディア経由で閲覧する場合もある。
  • マスメディアの発信した情報をネット化されたソーシャルメディアからネットユーザーが受け取ることもあれば、ネットメディアの発信した情報を口コミで人間から直接聞く場合もある。

記事の中では、現在の日本のネットメディアのプレーヤーについて紹介されています。

  • ニュースサイト:asahi.comなどの新聞社のニュースサイト、ITmedia、ナタリーなどの専門性の高いネットニュースサイト、J-CAST、GIGAZINE、ガジェット通信などのネット取材型のニュースサイト。
  • ポータルのニュースコーナー:Yahoo!ニュース、ニコニコニュース、mixiニュース
  • 動画サイト:YouTube、ニコニコ動画
  • 生放送サイト:ニコニコ生放送、Ustream
  • 掲示板:2ちゃんねる
  • まとめサイト:2ちゃんねる系まとめサイト、NAVERまとめ
  • ブックマークサイト:はてなブックマーク

マスメディアと比較すると、ネットメディアが複雑な構成をしていることがわかります。ここでポイントなのは、ニュースサイトと、ポータルのニュースコーナーがわかれていることです。記事の中でも指摘されていますが、現在最も日本で読まれているニュースは、Yahoo!ニュースです。

しかし、Yahoo!はニュース記事を書きません。ニュースサイトの記事を集めて、編集しているだけです。Yahoo!ニュースには、新聞の記事も掲載されます。したがって、ネット上の情報伝達経路においては、新聞社よりYahoo! Japanの方が、上位レイヤーにあると言えます。

逆に考えると、既存のマスメディアも新しく出現したニュースサイトも、Yahoo! Japanからしてみれば同じ「コンテンツ提供者」という位置づけになり、今まで優位な立場にあった新聞社は、一個人のブロガーのような人と競争しなくてはならなくなったのです。

個人の「コンテンツ提供者」の存在は、ネットメディアの大きな特徴です。個人が提供する情報は玉石混交ですが、玉石混交の情報を閲覧した読者は、Facebookの「いいね!」や「はてなブックマーク」などのツールを使って重みづけしています。その重み付けされて、重要だと判断された情報をまとめたWebサイトは、ネットメディアの1つとして機能していると、記事の中では語っています。その例としてわかりやすいのが「はてなブックマーク」です。

その重み付けされる情報は、個人が提供する情報でも、新聞社が提供する情報でも同じです。こうした、ユーザーが判断する「重み付け」の積み重ねによって、ネット世論は形成されているというわけです。

翌月の記事では、川上さんは引き続き「ネット世論」について、特にソーシャルメディアについて語っていますので、改めて詳しく紹介したいと思います。

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