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今のアスリートの声を端的にまとめた1冊。書評「なぜあの時あきらめなかったのか」(小松成美)

   

なぜあの時あきらめなかったのか (PHP新書)

本書は月刊PHPに掲載された、小松成美さんによる太田雄貴,遠藤保仁,柏原竜二,吉田沙保里,小林可夢偉など27人のアスリートのインタビューをまとめた書籍です。

著書の小松成美さんは、中田英寿「鼓動」やYOSHIKIの「YOSHIKI/佳樹」など、話題の人物に長期密着したノンフィクションの作品を数多く残しています。

今のアスリートの声を端的にまとめた1冊

本書には、27人のアスリートがいかにして困難を乗り越えたのか、アスリート自身の言葉で語られています。各アスリートのインタビューがそれぞれ8P程で構成されていて、端的にまとまっていて、読みやすい文章量におさまっています。

僕が特に印象に残ったのは、車いすテニスの世界ランキング1位に君臨する国枝慎吾さんのエピソードです。突然の病気で、両足が動かなくなり、車椅子生活が始まったにもかかわらず、前向きな気持ちを失わず、困難に立ち向かい、人生を楽しもうとしている国枝さんの強い気持ちが、読んでいて強く伝わってきました。

小松成美が得意とする長編のノンフィクションが読みたい

僕自身としては、小松成美さんのインタビュー本もいくつか読んだことがありますが、短編のインタビューをまとめた作品より長期にわたって密着し、特定の人物を追いかけたノンフィクション作品ほうが、小松成美さんの強みであるインタビュー力が最も生きるのではないかと感じます。

特に、中田英寿「鼓動」は、初めて読み終えたときに、中田の大活躍や移籍騒動の裏にこんな出来事があったのか!と驚くと共に、数々の困難に負けずに前に進もうとする中田英寿の底知れないエネルギーに、深く感動しました。そして、まるで中田の横に小松さんがいて生活しているかのような内容であったことと、それを聞き取る取材力に心から驚かされました。

amazonで関連本を検索したところ、2013年に横綱・白鵬関のノンフィクションの出版が予定されているようです。YOSHIKIさん以来の長編ノンフィクションのようなので、発売を楽しみに待ちたいと思います。

おすすめ商品

本書を読んで、興味を持った方はこちら。

小松成美さん関連本では、こちらの書籍がおすすめです。
中村勘三郎さんの本は、機会があれば読み直したいと思います。

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