NewsPicksのスポーツ連載企画が面白い

最近、「NewsPicks」の連載記事が面白いので、よく読んでいます。僕がよく読んでいるのは、こんな記事です。

日本女子 in プレミアリーグ
スポーツマネジメントA to Z
スポーツ・イノベーション
アスリート解体新書

「日本女子 in プレミアリーグ」は、イングランド・プレミアリーグのクラブで働く本村さんが、日々の仕事ぶりなどを紹介しています。女性の目線で書かれたプレミアリーグのクラブの記事は、他にはなかったと思います。「スポーツマネジメントA to Z」は、浦和レッズのスタッフとして働いていた経験を持つモラス雅輝さんが、2014年9月まで受講していた「ブンデスリーガ・スポーツマネジメント・アカデミー」で学んだことを紹介しています。

「スポーツ・イノベーション」は、SAP社のバイス・プレジデントを務める馬場さんが、SAPのスポーツ分野での取り組みを紹介するとともに、テクノロジーの分野から考えたスポーツについての意見を紹介しています。「アスリート解体新書」は、川崎フロンターレのスタッフだった西本直さんが、選手の身体の使い方から、いかにして圧倒的なパフォーマンスが生まれるのかを解説しています。

これらの連載は、従来の雑誌やWebメディアでは読めなかった切り口で書かれていて、凄く読み応えがあります。

スポーツライターの人脈を活かした連載

これらの連載が始まったきっかけとなっていると思われるのが、スポーツライターの木崎伸也さんの参画です。木崎さんがこれまでの取材で培った人脈が、NewsPicksのスポーツ記事の寄稿者の人選に大きな影響を与えていると感じます。スポーツライターが見出した人に、実際に連載記事を書いてもらい、Webメディアに掲載する。これは新しいメディア運営の手法だと思います。

また、この4本の連載記事に共通するのは、日本のスポーツ界の「外側」にいる人が書いている記事だということです。特に、西本さんを除いた3名の方は、欧米の現場で活躍している方々です。この3名の記事を読んでいると、欧米のスポーツの現場で働くには、どんな条件を満たさなければならないのか、なんとなくみえてきます。

欧米のスポーツの現場で働くために必要なスキル

1つ目は、語学力。

相手がしゃべっていることが理解する語学力があることが、仕事をする上で大前提だということです。本村さんは、当初現地クラブの日本語通訳として働いていました。モラス雅輝さんは10代からドイツに留学し、ドイツ語を習得。浦和レッズ時代は、ブッフバルト監督の通訳としても活躍されていました。

2つ目は、現地の文化・歴史を理解すること。

欧米のスポーツは、現地の文化、歴史を背景に成り立っています。その事を理解しなければ、仕事をすることは出来ません。本村さんが通訳をする時、クラブのレジェンドを松井秀喜のような存在だと通訳したエピソードを紹介していますが、現地の文化や歴史を理解していない人が、現場で働くことは出来ないのだと感じました。

現地の文化・歴史を理解するだけでなく、人脈を築くことも重要です。宮本恒靖さんは現役引退後、FIFAマスターというFIFAが主催するビジネススクールに通い、1年かけて現地の文化、歴史、ビジネスについてのルールを勉強し、一緒に勉強した生徒との人脈も得ています。宮本さんが培った人脈が、ブラジルワールドカップ期間中にFIFAの技術委員として働くことに大いに役立っていると思います。

3つめは、個人としてチームや会社に貢献できること

欧米のスポーツの現場で日本人が働くということは、簡単ではありません。そもそも、現地の人を雇ったほうがコストも安く、ビザ取得といった手間もかかりません。それでも、日本人として働いていくには、現地の人以上にチームや会社に貢献出来る人材であることを、周囲に認めてもらう必要があります。圧倒的なスキル、ハードワーク、日本人らしい手先の器用さや真面目さ、など。皆様、それぞれの個性を活かして、現場で働いていることが伝わってきます。

NewsPicksの記事は、僕自身に新しい知識を与えてくれるだけでなく、自分自身の働き方や今後必要なスキルを考える上で、大きな刺激になっています。今後の更新に期待したいと思います。

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