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スポーツでもっと楽しい未来を作る

受信料をもらうから良いコンテンツが作れるのかもしれない。

      2013/04/07

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今日、ふとNHK Eテレを観ていたら「ムジカ・ピッコリーノ」という番組が放送されていて、番組出ている男性が見覚えがある顔で「誰だろ?」と思ったら、SAKEROCKの浜野謙太でした。SAKEROCKの事をムジカ・ピッコリーノを観ている人は殆ど知らないと思うのですが、こういうコアな人選をしれっとやってみせるところが、NHK Eテレの魅力だと個人的には思っています。

大人も見たくなるようなキャスティング

グッドデザイン大賞を受賞した「デザインあ」は、佐藤卓さんがグラフィックを手がけ、中村勇吾さんがグラフィックを動かし、音楽はコーネリアス(小山田圭吾)が担当するということで、話題になりました。「みいつけた!」に登場する「オフロスキー」に扮する小林顕作さんは、人気コンテンポラリーダンスカンパニー「コンドルズ」のメンバーですし、番組内で流れる「なんかいっすー」という曲は、作詞:宮藤官九郎、作曲:星野源、振り付け:八反田りこ(宮藤官九郎の奥様)で、踊っているのは、大人計画所属で、「劇団ナイロン100℃」に所属する三宅弘城さんだったりします。 他にはトータス松本やクレイジー・ケン・バンドが歌う歌が流れてます。そういえば、「コッシー」の声はサバンナの高橋茂雄だったりします。

NHK Eテレの「大人も見たくなるようなキャスティング」って、昔から一貫してる気がします。僕が印象に残っている曲に「メトロポリタン美術館」「ピーターラビットとわたし」があるのですが、ともに歌っているのは大貫妙子さんです。子供の頃に聴いた歌ですが、今でも印象に残っています。キャスティングから感じるのは、「大人も見たくなるものを、子供に見せる」という高い志です。大人も子供も見たくなるものとは何か。ありふれた言葉ですが、それは”本物”なのだと思います。”本物”を見せようという志が、子供にも支持される要因なのだと思うのです。

テレビをしょっちゅう観るわけではないですが、最近NHKのキャスティングや企画からは、民放のテレビ局にはない勢いを感じます。女川のFM局を舞台にしたドラマ「ラジオ」、大河ドラマの斎藤一役にDragon Ashの降谷建志を起用したり、坂本龍一が進行役を務める「スコラ 音楽の学校」、佐野元春が名曲の詞の世界に深く迫った「佐野元春のザ・ソングライターズ」、放送されるたびに話題になる「プロフェッショナル-仕事の流儀-」など。そこから感じるのは、NHKというテレビ局の幅の広さです。

広告に頼らないコンテンツづくりに未来がある?

NHK_PRさんが著書「中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?」に関するインタビューで、「NHKという放送局をもっと知ってもらいたいから、Twitterを始めた。堅いニュースからオフロスキーまで放送できる幅の広さを知って欲しかった」というような事を語っていましたが、昔からのNHKの魅力である「幅の広さ」「大人も見たくなるようなキャスティング」といった魅力が、民放の低迷も重なって、際立って見えます。

なぜ、このようなキャスティングや企画が出来るのか。いろいろ理由はあると思うのですが、理由の一つに「受信料」にがある気がします。広告を出していないから、スポンサーの影響を受けることなく、コンテンツを作ることが出来ることもあるのでしょうが、直接的に視聴者からお金をもらうシステムにしていることによって、視聴者の支持を得るためのコンテンツを作らないとお金をもらうことが出来ないので、視聴者が本当に観たいコンテンツを作ろうとした結果のような気がします。

ニコニコ動画もプレミアム会員からお金をもらって運営されていますが、今後テレビ局の未来として、企業ではなく個人から集めた資金で運営される方法が主流となるのだとしたら、もしかしたら現代の潮流に乗っているのは、民放よりもNHKなのかもしれません。そんな事を、土曜日の朝に考えた次第です。

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NHKについては、以下の様な記事を書いています。

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