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何でも考えればよいわけじゃない。書評「考えない練習」(小池 龍之介)

   

失敗する原因のほとんどは、余計な考えごと、とりわけネガティブな考えごとをすることから、始まっているそうです。

「失敗したらどうしよう」といった心の内を勝手に支配する「思考」をストップできるようになると、心をコントロールしやすくなり、失敗を減らすことが出来ます。心を司る脳は、より強い刺激をもとめる器官だと言われています。刺激の中には心地よいものもあれば、苦しいものもあります。脳にとっては、刺激があれば、どちらでもよいのです。刺激を求めて考え続ける脳をコントロールすること、すなわち「考えない」ことが出来るようになれば、失敗を減らすことが出来るのではないのでしょうか。

本書「考えない練習」は、「話す」「聞く」「見る」「書く」「食べる」「捨てる」「触れる」「育てる」というテーマ別に、思考というヴァーチャルなものをコントロールすることで、ストレスを減らし、失敗を減らすための方法について書かれた1冊です。

自分自身を観察する

本書を読み終えて、思考をコントロールするために大切なのは、「観察」することなのではないかと思いました。本書には、思考をコントロールするために、自分の心が何をしているのかをチェックすることが、思考をコントロールする第一歩だと書かれています。

今何を考えているのか、自分が話している口調はどうなっているのか、何を見ているのか、自らを観察する。こうして分かった自分自身の現状を情報として把握することで、「この人と一緒に楽しみたいと思っているのに、勝手にムダな事を考えている」と気づくようになるというのです。そして、その事に気づいたら、自分が「考えている」ことを「感じる」ことに意識を強めることで、少しづつ「考えない」ことが出来るようになるのだというのです。

自分自身の声に耳を傾けているか

本書で、最初に「観察」する対象として説明しているのは、自分自身です。自分自身の声に耳を傾け、自分自身がどう感じているのかを、観察し、把握する。当たり前のことのようですが、最近の僕は仕事の忙しさや、時間がないことを言い訳にして、自分自身の声に耳を傾けることを怠っていたのではないかと、読み終えて強く感じました。

「怒り」「欲」「迷い」といった事に時間やエネルギーを費やさず、充実した時間を過ごすために必要なことが、本書には書かれています。本書に書かれていることは、1回読んで身につくことではありませんので、何度も読みなおして、自分自身の習慣に取り込んでいきたい。そう感じられた1冊です。

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