自分の人生に自分で責任を持つことが”ノマドライフ”の本質。「ノマドライフ」(本田直之)を読んで

ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

最近、カフェやファミレスなどで自分のPCを使って仕事をする人が増えていて、その人達の事を「ノマドワーカー」と呼ぶのだそうです。東日本大震災以降、オフィス以外の場所で仕事をする働き方が、注目されるようになりました。

働き方が変わると、どのように生活が変わるのか。その事が知りたくて、本書「ノマドライフ~好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと~」を読んでみました。

ノマドライフとはどのような生活のことなのか

本書の冒頭を読んでいると、カフェやファミレスなどで自分のPCを使って仕事をする人の生活は、「ノマドライフ」ではないのだという。では、ノマドライフとはどのような生活のことなのか。著者は本書の中で、こう語っています。

仕事と遊びの垣根のない、世界中どこでも収入を得られるノマドビジネスを構築し、
2ヶ所以上を移動しながら、快適な場所で生活と仕事をすることで、
クリエイティビティや効率性、思考の柔軟性が向上し、
それがいいスパイラルになるライフスタイル。

これだけ読んでも、ノマドライフが何かさっぱりわかりません。「2ヶ所以上を~」の箇所だけ読むと、カフェやファミレスで仕事をしている人も、ノマドライフをおくっている気がします。

では、ノマドライフを送るためにはどのようなことを考えればよいのでしょうか。そこが本書のポイントです。

全てを”自己責任”で行う生活がノマドライフ

ノマドライフをおくるためのポイントとして、著者は以下3点をあげています。

  1. ワークとテクノロジー
  2. お金と生活
  3. 思考のトレーニング

ここでポイントなのは、上記3点を”自己責任”で行うことです。

会社員生活というのは、仕事、お金、思考も含めて、会社がすべて提供してくれます。しかし、ノマドライフは自己責任で行うということは、すべて自らの力で作り出し、コントロールしなければなりません。仕事のことだけ考えてみても、仕事を作り出すには、高度なスキルが要求されます。会社員生活に慣れている人間にとって、簡単なことではありません。

しかし、全てを自己責任で行うことができれば、人の意向に左右されず、自らの意志で物事を遂行し、決断できる”権利”を手にすることができます。これがノマドライフの本質です。

最近読んでいる仕事関連の本を読んでいると、自分の力で仕事、お金、思考を作り出し、コントロールするメリットばかり強調されている気がします。しかし、メリットがあるということは、デメリットも当然あります。

本書では、ノマドライフのメリットとあわせて、ノマドライフを送るためには、確かなスキルが必要であり、スキルは時間をかけて身に付けるべきだと説明されています。その点は、安易なノマドワーカーを称賛する書籍と比べても高く評価されるべきだと思います。

人それぞれのノマドライフがある

本書で紹介されている著者のノマドライフは、会社員生活を送る僕のような人間からすると、極端に思える部分もあります。しかし、本書に書かれている著者のノマドライフは、著者が自分がおくりたいと考えた生活を実現させた結果です。

繰り返しになりますが、本書で重要なポイントは”自己責任”にあります。自分がおくりたい生活を考え、どうすればよいのか。自分の責任で物事を選択し、決断する。それが、ノマドライフへの第一歩なのではないかと、本書を読み終えて感じました。

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