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書評「Number901号 岡崎慎司とレスターの衝撃。」-岡崎慎司が考えるレスター・シティ躍進の理由-

   

ついにNumberでレスター・シティが取り上げられてしまいました。Number901号はレスター・シティの特集です。

レスター・シティの快進撃で嬉しいのは、日本人の岡崎慎司がレギュラーとして、貢献している事です。岡崎がレスターの躍進について語るインタビューは、プレミアリーグのチームは取材規制が厳しいこともあり、これまでほとんどありませんでした。したがって、Numberで語られている当事者としての発言はとても貴重です。ここでは、岡崎の発言で印象にのこったものを取り上げたいと思います。

岡崎が考えるレスター・シティの選手の共通点

岡崎はレスター・シティの選手たちについて、こんな印象を持っているそうです。

キャリアを見ると似ているかもしれないですね。みんな苦労しながらも、ずっと強い意志を持ち、それを失わずに闘ってきた選手たちだと思います。(失わなかったのは)ひとつあげるとしたら、自分の”良さ”。自分の武器についての自信を誰もが持っていると感じます。
(中略)
みんな真面目なんですよ。監督にしつこくいわれなくても、自分で考えて実践できる能力を持った選手が集まっているところにレスターの良さがある。

レスターではけっこうみんな全体練習の後に各々がやるべきことをやっている。うちは週に2日のオフがあったりして、練習の全体量が少ないからかもしれないけど。(中略)下のカテゴリーで苦労してきた選手たちだから、実直に努力できるんだな、と感じますね。

岡崎が考えるレスター・シティ進化の理由

真面目な選手たちがいれば躍進するほど、プレミアリーグは簡単なリーグではありません。では、レスター・シティはなぜこれほどの成功をおさめているのか。岡崎はレスター・シティの進化の理由を、こんなふうに考えているのだそうです。

考えてみるとレスターの快進撃は今シーズンから始まったわけじゃない。昨シーズンも4月以降の9試合を7勝1分1敗と勝ち続けて、最下位からまさかの残留を果たせた。奇跡はそこから始まっているんですよ。(中略)ブレない戦いを続けて残留し、結果が出た。そしてまたブレることなく、今に至る。当然上積みもされて、レスターのサッカーは進化した。

また、ブラジルW杯の後の自分自身と照らしあわせて、こんな事を語っています。

ブラジルW杯で負けてしまったとき、「今までやってきたことは全部ゼロにせなアカン」と思った。自分らしさ、みたいなものを全否定したんです。(中略)だけど今は思うんです。不安や疑問を抱く必要なんてなくて、信じてやり続けさえすれば、現状維持ではなく、進化できる。ただひとつ、「上に行くぞ」というブレない芯があれば、レスターみたいに結果を手にした時に化けることができるんだろうなって。

岡崎が考えるヴァーディーとマレズが結果を残せる理由

2015-16年シーズン、レスター・シティからはベストイレブンにモーガン、カンテ、マレズ、ヴァーディーの4人が選ばれました。特に、チーム得点王のヴァーディーと、PFA年間最優秀選手に輝いたマレズの活躍は、レスター・シティの躍進の原動力になっています。なぜ、2人はこれほどまでの成功をおさめたのか。岡崎はこう考えています。

勢いにのったまま、何も考えていないということですね。例えば、ヴァーディーには「逆足でそこ狙う?」というゴールがある。マレズは3人に囲まれていても「普通そこドリブルで突っ込まないでしょ?」みたいなプレーをする。観てる側の予想をはるかに超えているから、本当に何も考えてないやろ、と。
(中略)
自分はどうしても「これだけ勝ったら、次は負けるのでは?」と思ってしまう。でもヴァーディーやマレズにはそんな迷いが一切ない。(中略)日本人は子どもの頃から「調子に乗ったらダメ」と言われて育つけど、彼らにそんな思考なない。ほとんどいつも調子に乗っている。余計なことを考えずサッカーに没頭しているという意味では、彼らのほうがサッカー馬鹿なのかもしれません。だから僕ももっと馬鹿にならなアカンなって思います」

レスター・シティは奇跡を起こせるのか

レスターがなぜこれほどまでに成功を収めたのかについては、優勝が決まった後に、僕なりの考えをまとめたいと思います。ただ、岡崎のインタビューには、レスターが成功をおさめた理由と、今後日本サッカーが発展していくためのヒントがたくさん語られていると思います。

岡崎のインタビュー以外にも、ラニエリのマネジメントの秘密が掲載されています。レスターの奇跡は優勝という形で完結するのか。引き続き注目したいと思います。

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