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心を磨く。技を磨く。身体を磨く。そして、女性として輝く。書評「大儀見の流技 アスリートとして、女性として輝くために」(大儀見優季)

   

今年開催されるFIFAサッカー女子ワールドカップで、なでしこジャパンのエースストライカーとして、活躍が期待されている、大儀見優季。前回ドイツで行われたワールドカップでは、チームは優勝したものの、自身は1得点と満足出来る成績をおさめることは出来ませんでした。

ただ、大儀見は、ワールドカップの後に結婚してから、明らかに変わった気がします。以前は、下を向いて考えこみ、自信なさげな表情をしていたのが印象に残っていますが、今は背筋をピンとして、まっすぐ前を見すえ、自信を持って物事に取り組んでいることが、態度や表情から伝わってきます。それは、女性としての美しさにも現れています。

大儀見はいかに変わったのか。女性として、アスリートとして、そして人間として輝くために実践してきたことは、どんなことか。大儀見自身の考えをまとめたのが、本書「大儀見の流技 アスリートとして、女性として輝くために」です。

「心技体」を磨く

本書には、大儀見が自身が、悩み、考え、日々実践してきたことが書かれています。「心技体」という言葉がありますが、本書を読んでいると、大儀見はこの「心技体」をどのように磨いていくかを、日々考え、ちいさな努力を積み重ねてきたことが分かります。

「心」を鍛えるために、メンタルトレーニングを実践。目標を細分化して、具現化出来るイメージへ変える。出来るイメージを、積み重ね、最終目標にいかにすればたどり着けるのか、理解します。

「技」を鍛えるために、メンタルトレーニングで明確になったやるべきことを、日々実戦。失敗を重ねながら、「無意識で出来た」ではなく、「意識して出来た」レベルで積み重ねていくことで、成功頻度を高めていきます。

「体」を鍛えるために、体幹トレーニングを実践。身体のバランスを改善し、身体のコントロールが出来るようになったことで、「心」と「技」もコントロール出来るレベルが上がっていきます。

女性の視点で「どう輝くか」書かれた1冊

大儀見は、これらの要素を組み合わせて、バランスよく「心技体」を磨いてきたアスリートなのだと思います。ここまで、自分を磨くために積み重ねてきた行動が、今の大儀見を支えているのだと思います。本書を通じて、大儀見を支える周囲の人々への感謝の言葉が述べられています。特に、現在の夫である大儀見浩介さんへの感謝の言葉を読んでいると、夫婦関係が上手くいっているのだということが、伝わってきます。そして、こうした周囲への気配りや感謝を口に出来るということは、大儀見の心の余裕をよく現しています。

本書を読んでいると、アスリートとして、女性として、ロールモデルになりうる存在に、今の大儀見はなりつつあると、僕は思います。なでしこジャパンに興味がある人、サッカーが好きな人だけでなく、前向きに人生を楽しみたい女性にこそ、読んでもらいたい1冊です。なぜなら、本書には「いかに女性として輝くか」というメソッドが、女性の視点で書かれているからです。そして、意外とそういう書籍は、世の中にないと僕は思うからです。

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