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チームを救ってくれた山本真希。2014年J1第29節 川崎フロンターレ対サガン鳥栖 レビュー

   

2014年J1第29節、川崎フロンターレ対サガン鳥栖は、2-0で川崎フロンターレの勝利。久々に、川崎フロンターレらしい攻撃が90分通してみられたゲームでした。悪い流れを払拭する効果があった試合だったと思います。今シーズンのターニングポイントとなるゲームだったと思います。

相手間でボールを受ける動きが増えた

この試合は、大久保嘉人のプレーに注目していました。得点は奪えませんでしたが、素晴らしいプレーを披露してくれました。特に、ボールを受けるとき、相手MFとDFとの間でボールを受ける動きが出来ていました。調子が悪い時は、受けにこなかったり、受けに来ても味方MFの位置まで下がってしまうのですが、この日は違いました。

この試合では、大久保以外の選手も、相手選手の間でボールを受ける動きを頻繁に繰り返していました。相手の間でボールを受けられたということは、相手の守備を破ったということです。相手の守備を破れれば、相手はまた守備を作りなおさなければならなくなります。守備を何度も何度も作りなおすことは出来ないので、繰り返していれば必ず綻びが生じます。連敗中はほとんどみられなかった相手選手との間で受ける動きが、この試合では何度もみられました。

チームを救ってくれた山本真希

相手選手との間でボールを受ける動きが増えた要因は、この試合スタメンで起用された山本真希です。ナビスコカップの第1戦、第2戦でも素晴らしいプレーをみせていましたが、この試合も素晴らしい出来でした。

特に素晴らしかったのは、山本のプレーの特徴でもある、ボールをはたいて、止まらずに動いて、味方からのパスを受けるという動きを、90分続けてくれたことです。この動きを続けてくれた事によって、パス回しが止まった選手に対するパス回しではなく、動いている選手へのパス回しとなり、攻撃のスピードを止めることなく、パスを回すことが出来ていました。

昨シーズンは山本に救ってもらった試合が何試合もあります。今シーズンは出場機会が少なく、コンディションを維持するのも簡単ではなかったと思いますが、チャンスを得た試合で素晴らしいプレーをして、チームを救ってくれました。山本のプレーによって、チームが蘇った。そう言い切ってもよい程のパフォーマンスだったと思います。

不要だった中村憲剛の交代出場

最後に選手交代について気になった点を書いておきたいと思います。後半34分に森谷に代わって中村が途中出場しましたが、僕はこの交代は不要だったと思います。

中村は足首の状態が悪く、ほとんど練習に参加出来ていないほど、コンディションが悪かったと聞いています。相手が10人で、2-0で勝っている試合です。負けているのであれば分かりますが、勝っている試合であれば、無理をして試合に出す状況ではなかったと思います。

もちろん、中村を出すことで、試合の流れを落ち着かせ、確実に勝とうという意図は分かります。しかし、この試合で中村を出すのは、野球に例えるなら、連投が続いているリリーフエースを休ませるべき試合で、点差が離れているにもかかわらず、8回から投入するようなものです。

3位のサガン鳥栖に、中村を欠きながら2−0で勝つ。チームにとって、こんなに自信のつく試合もありません。だからこそ、この試合は中村は出場させるべきではなかったと思います。目の前の勝利が欲しいのは分かりますが、2-0で相手が10人だったからこそ、「どう勝つか」にこだわって、選手交代して欲しかったと思うのです。

この試合で、浦和レッズとの勝ち点差が6に縮まりました。残り5試合。諦めずに戦うことが重要だと思います。次はアウェーでヴァンフォーレ甲府戦、その次は清水エスパルス戦と残留がかかっている相手との試合が続きます。この2試合にまずはしっかりと勝って、上位が潰し合ってくれることを願いたいと思います。

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