nishi19 breaking news

スポーツでもっと楽しい未来を作る

相手のゲームプランにはまる。2015年J1セカンドステージ第6節 川崎フロンターレ対モンテディオ山形 レビュー

   

2015年Jリーグセカンドステージ第6節、川崎フロンターレ対モンテディオ山形は0-0の引き分けでした。

相手のゲームプランにはまる

この試合のトラッキングデータを観ていて気になったのは、走行距離です。

この試合の選手全員の走行距離は、102.74km。今シーズンで最も少ない走行距離でした。実は、この試合が始まるまで、最も走行距離が少なかったのは、第3節のモンテディオ山形戦です。モンテディオ山形は、「自分たちは動くけど、相手は動かさない」ように戦うチームです。攻撃の時は素早く攻め、守備の時は相手ゴール近くからボールを奪いにいき、相手を動かせないようにします。

そして、自分たちの狙いが上手くいかないときは、サイドのスペースにボールを蹴ってゆっくりと攻め込んだり、自陣深く守備をして相手に攻め込まれないようにしたり、出来るだけ自分たちは動くけど、相手を動かさずに、主導権を握ろうとするチームなのです。

したがって、こういう戦い方をするチームと戦うと、相手チームの走行距離は少なくなります。少なければ少ないほど、モンテディオ山形のペースなのです。そういう意味では、この試合の川崎フロンターレは、相手のゲームプランにまんまとハマってしまった試合となってしまいました。

痛かった田坂の不在

モンテディオ山形は相手ゴールに近い位置から、激しくボールを奪い、素早く攻めるチームです。長いパスを効果的につかってくるので、モンテディオ山形のようなチームと戦う時は、選手間の距離を広げられてしまうため、攻撃するときに、パスが繋がりにくくなる傾向があります。

モンテディオ山形は、ボールを奪うアクションを連続させながら、出来るだけスペースを与えないように守備をしていました。川崎フロンターレとしては、パスを出して受ける、という動きを繰り返すことで、相手の守備を崩していきたかったのですが、相手の攻撃によって選手間の距離を広げられてしまっているため、普段通りパスをスムーズにつなぐことが出来ません。

こういう試合で勝つパターンは、ボールを運ぶ力のある選手が相手のマークをドリブルで外したり、動ける選手が他の選手の分も動いてボールを受ける動きを繰り返すことで、自分たちのペースで試合を進めた結果、勝利を納めるというパターンです。

しかし、この試合はボールを運ぶ力を持っている選手として機能していたレナトや田坂がいないため、最後まで攻撃がよいテンポで機能しませんでした。特に、田坂のように、動けてボールを運べる選手がいなかったのは、大きかったです。田坂の不在が、少なからず試合に影響したと思います。

結果を出して自分のペースに持ち込む

アルトゥール・マイアは、ボールを扱う技術の高さはみせてくれましたが、やはり「止める」「受ける」「外す」「運ぶ」動きを、テンポよく連続させることは出来ませんでした。この動きが連続して出来るようになるには、だいたい3ヶ月くらいかかります。ただ、マイアに残された時間は、あまり多くありません。

マイアが上手くいくための唯一の方法は、結果を残すことです。得点、アシストといった結果を残し、自分のペースでボールが回るように仕向ける。これしかありません。次節以降、マイアがどんな活躍が出来るのか。そこに、川崎フロンターレだけでなく、マイアの今後がかかっています。

次節はアウェーのヴィッセル神戸戦。中3日でアウェーなので、過去の傾向だと、厳しい戦いになることが予想されます。どんな試合になるのか、注目です。

おすすめ商品

 - , , ,