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基本が全て。書評「30万人を研修したトップトレーナーの心に響くプレゼン 55のノウハウ」(青木仁志)

   

本書は、人材教育コンサルティング会社の代表でもあり、「一生折れない自信の作り方」の著者が、自身が講師を務める目標達成プログラムで講演した経験を元に考えた、プレゼンのノウハウについて書かれた書籍です。

当たり前の事をきちんとやる

本書には、プレゼンテクニックとして、目からうろこが落ちるようなことは、書かれていません。

「聞き手の立場に立って話す」
「準備8割、感性2割」

こうした言葉は、プレゼンテクニックとしては、当たり前のことで、他の本にも書かれていることだと思います。しかし、裏返すと、こうした当たり前のことをきっちりやることでしか、差は生まれないんだなぁと改めて思うのです。

コンディションを整えることが軽視されていはいないか

本書には、よいプレゼンをやるための条件として「コンディションを整える」ことの重要性が書かれています。コンディションを整えるためには、2つの側面から考える必要があります。

一つ目は、心のコンディション。話しての心が前向きな状態になければ、聞き手の心が前向きになるわけがありません。

二つ目は、身体のコンディションです。きちんと休息を取り、強いエネルギーを発信するための体力を身につける。プレゼンのテクニックというと、話術やパワーポイントの術について語られがちですが、本当に重要なのは、話し手が前向きなメッセージを発信するためのコンディションを整えておくことだと思うのです。それが、よいプレゼンをするために必要な、最低限の準備だと思うのです。

言い換えると、心身ともによいコンディションを保てていれば、プレゼンに必要な準備はほとんど終わっていると言えます。なぜなら、知識、技術といった術がきちんと身についてなければ、心身ともに良いコンディションにはならないからです。

技術、知識が重要ではないわけではありませんが、つい忘れがちな基本動作について思い出させてくれる1冊です。

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