ロックは悲しい曲ほど歌われる。

2013/12/06

ロッキング・オンの渋谷陽一さんは「ロックシンガーは演歌歌手である」というような事を語っていたことがあります。ロックシンガーのイメージについてまわる、「酒・たばこ・オンナ」といったアイテムは、一昔の演歌歌手の歌のテーマでよく使われていました。演歌や歌謡曲が聴かれなくなり始めると、こうした「酒・たばこ・オンナ」といったアイテムは曲として直接使われることは少なくなりましたが、演歌や歌謡曲のモチーフというのは、日本のロックシンガーに受け継がれていった気がします。

歌謡ロックはどこか悲しい

僕にとって玉置浩二さんは、”最後の歌謡曲シンガー”です。あの甘い歌声で、何人の女性が彼の虜になったのでしょう。「ワインレッドの心」「悲しみにさよなら」といった悲しげなメロディの曲が、玉置浩二の甘い歌声にはよく似合います。”歌謡ロック”という言葉がよく似合うのは、吉井和哉さん。The Yellow Monkey時代の名曲「Jam」「Burn」「バラ色の日々」といった楽曲はは、吉井さんが熱唱すればするほど、どこか悲しいメロディがズシッと心に残る気がします。

安全地帯「ワインレッドの心」

The Yellow Monkey「JAM 〜BURN」

歌謡ロックは悲しいけど歌いたくなる

歌謡ロックは悲しげなメロディの曲が多いのですが、なぜかその悲しさに惹かれて、大きな声で朗々と歌いたくなってしまいます。歌謡ロックにはカラオケが似合います。カラオケといっても、カラオケボックスよりも、むしろスナックで歌うカラオケが似合います。悲しいメロディを朗々と歌うことで、皆で悲しみを共有できるのが、歌謡ロックの魅力の1つだと思います。

イギリスのロックも悲しい

歌謡ロックが悲しいのは、日本のロックだけではありません。U2やCOLDPLAYやRADIOHEADやOASISといった1980年代以降のロックバンドの曲は、ライブで皆が大合唱できる曲が多いのですが、なぜか皆笑顔で大合唱というわけではありません。RADIOHEADの「Creep」、U2の「With or without you」、OASISの「Live Forever」。どこかつき抜け切れない物悲しさが、人々を歌わせている気がします。ロックは悲しい音楽なのです。

RADIOHEAD「Creep」

歌謡ロックはモテる

ついでに言うと、玉置浩二と吉井和哉の2人は女性によくモテます。歌謡ロックの曲や歌謡ロックを歌うロックシンガーには、女性を虜にするフェロモンが出ているのかもしれません。

なぜ”歌謡ロック”について書いたのかというと、吉川晃司の「SAMURAI ROCK」という曲に最近ハマっているからです。こういう”歌謡ロック”を久しぶりに聴きました。最高です。最高にカッコイイです。

吉川晃司「SAMURAI ROCK」

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