苦しい時にチームを救うのがエースストライカー。2014年J1第29節 川崎フロンターレ対サガン鳥栖 プレビュー

2014年第29節、川崎フロンターレの対戦相手はサガン鳥栖。残り6試合で浦和レッズとの勝ち点差は8。リーグ優勝目指すには、負けられない1戦です。

大久保のプレーに注目

この試合のポイントは、大久保がどんなプレーをするかです。

大久保は第25節の大宮アルディージャ戦でハットトリックを記録した後、リーグ戦3試合ノーゴール。ナビスコカップを含めても、5試合で1ゴールしか挙げていません。この間、チームの成績は1勝3敗1分。やはり、エースストライカーが得点を取れなければ、チームは勝てないのです。

中盤に下がりすぎて得点が取れない

ガンバ大阪戦を観ていて気になったのは、大久保が必要以上に中盤に下がって、ボールを受けようとしていたことです。

大久保が中盤まで下がってボールを受けているかどうかは、彼自身のコンディションが良いかどうかを判断するチェックポイントでした。中盤まで下がってボールを受けているときはコンディションがよく、逆に中盤に下がらず、相手DFライン付近でボールを受けようとしているときは、コンディションが悪いことが多いからです。

ただ、最近の試合はこのチェックポイントだけでは、大久保の調子を判断することは難しくなっています。なぜかというと、大久保が必要以上にボールを欲しがり、中盤に下がるようになったからです。最近、大久保は「なかなか自分のところにボールが来ない」とコメントしていますが、以前と比較してボールが来なくなっているということはないと思います。

しかし、大久保は優勝を意識するあまり、「得点を取りたい」「自分の力で勝利に導きたい」という意識が強くなりすぎた結果、以前は相手MFとDFの間でボールを受けてくれていたのに、今は味方MFと同じ場所でボールを受けるようになってしまい、ボールを預けても、効果的な攻撃に結びつくケースが減ってしまいました。

大久保自身も中盤まで下がるようになってから、なかなかシュートチャンスに顔をだすことが出来なくなりました。その結果、第28節のガンバ大阪戦のシュート数は0。エースストライカーのシュート数が0では、試合には勝てません。

苦しい時にチームを救ってこそエースストライカー

この試合、大久保にはゴールを奪う、もしくはゴールに絡む仕事をして、チームを勝利に導く活躍が求められます。エースストライカーが得点を奪えなければ、試合には勝てません。リーグ優勝を狙うには負けられない試合が続きます。

苦しい時こそ、チームを救う活躍をするのがエースストライカーです。サガン鳥栖のエースストライカーの豊田陽平と、川崎フロンターレのエースストライカーの大久保嘉人。どちらのエースストライカーがチームを勝利に導けるか、注目したいと思います。

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