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スポーツでもっと楽しい未来を作る

スポーツアナリティクスの可能性。(馬場渉(SAPジャパン バイスプレジデント/Chief Innovation Officer)受講メモ

   

2014年12月21日に開催された、「スポーツアナリティクスジャパン2014(SAJ2014)」というカンファレンスに行ってきました。スポーツに関するデータや数値を分析する「スポーツアナリティクス」。この聞き慣れない領域が欧米のスポーツ界で今、大きな存在感を示し始めています。そして、この波は間違いなく日本スポーツ界にもやってきています。SAJ2014は、スポーツアナリティクスに関する日本で初めてのカンファレンスです。

今回は、SAPジャパン バイスプレジデント/Chief Innovation Officerの馬場渉さんの講演「スポーツアナリティクスの可能性」の受講メモをご紹介します。

馬場さんは、NewsPicksで「スポーツ・イノベーション」という連載で、スポーツにおける最新のテクノロジーの可能性を紹介しています。21世紀は、リアルとテクノロジーが組み合わさって、新しい何かが生み出される時代だと思っているのですが、馬場さんの連載を読んでいると、スポーツというコンテンツが持っている大きな可能性が感じられ、読んでいてワクワクします。

SAPの取り組み

  • SAPはこの2年くらい力を入れていて、スポーツの分野でもNo1になろうとしている
  • SAPは日本でも力を入れて取り組んでいる
  • データサイエンティストのキックオフMTGもSAPで開催した

企業における情報部門

  • 経営情報をいかに分析して、競争優位性を出していくのか
  • いくつかの指標を組み合わせることで、企業のスピード感を表現できる
  • SONYとAppleでは代金回収から買掛金支払いまで大きな差がある(Appleの方が代金回収が速く、支払いが遅い)
  • ビジネスアナリストは、なぜAppleに出来て、Sonyは出来ないのかを考えている

ビジネス・アナリストは日本で定着するのか

ビジネス・アナリストに必要な能力

  • ビジネスの理解
  • コミュニケーション力
  • 問題発見能力

アメリカの例

  • クリンスマンがNBAやNFLが導入していることを、サッカーに導入できないのかを考えて、ドイツ代表に導入した
  • MITは2006年から「スポーツアナリティックカンファレンス」というカンファレンスを運営し、アナリティックスの啓蒙や教育に注力している
  • アメリカでは情報部門のトップは、年俸6億〜8億ほどをもらっている。日本でも1億円以上もらっているアナリストはいる
  • 1億円もらうアナリストの時代がくるのではないか

強い企業は何が違う?

  • シンプルに表現している(行動できる)
  • 取れないデータをとっている(新しい価値が生まれる)
  • テクノロジーを使っている(付加価値の高い仕事が出来る

なぜ遠藤が走るようになったか?

  • 現代サッカーは1人90分で10km走る
  • 1人があと1km走ったら、1人増えたようなもの→走れば勝てるのではないか
  • 走れば勝てるという仮説を説明したことで、遠藤は走るようになった

タイヤメーカーPirelliに提供しているソフトウェア

  • SAPはタイヤ異常を監視するアプリケーションを提供し、販売促進や、道路舗装工事の着手計画に役立てている

SAP Match Insights

  • 試合では光学カメラを使って、データを分析している
  • 岡田武史さん「データそのものが何か新しいものを生み出す可能性がある」
  • 1試合4,000万件くらいのデータを、データにタグをつけて、分析できるようにしている
  • アメフトは故障の予測が精緻に出来るようになっている
  • バイエルン・ミュンヘンは怪我人の予防にデータを活用している(その割には怪我人多いけど)

ドルトムントが使っているパスとトラップを練習するマシン

  • 四方に空いている穴から、ボールが出てきて、そのボールをトラップし、指定された穴に蹴り入れるという練習をするための機械
  • 技術の特性をデータで割り出し、弱点を改善するためのパスを出し、改善を促す
  • データを活かして、個人個人に最適な練習が出来るような機械が開発されている

F1マクラーレンの例

  • 博士号をとった人材が取り組んでいた領域を、テクノロジーが手がける時代になっている

「アナリティクス」と「アナリスト」

  • イノベーションを考えるより、イノベーターの育成をしたほうが早い
  • リーダーやイノベーターの行動特性、思考特性を共有したほうが成功する
  • 2012年のアメリカ大統領選挙は、データアナリスト元年の選挙と言われている
  • 2012年大統領選挙はデータ分析を踏まえた情報戦だった・・・共和党にその認識はなかった

「カネがないからできない」は本当か?

  • ドイツのスタジアムの例:ドイツの待ち行列がわかるスマホアプリがある→スタジアム側にお金がないから実現できない
  • トイレの利用状況が挙がってくれたら嬉しい人→清掃事業者
  • 清掃事業者は利用状況が分かると、事業を最適化出来る
  • データアナリストがデータを元にマネタイズも考え戦略を練る時代
  • ドイツサッカー協会はアナリストは43人いるが、学生が40人いる。
  • ドイツサッカー協会はケルン体育大学の生徒が、ボランティアで支援している(日本人も含まれている
  • ドイツ代表とSAPとは、イノベーションについて議論し、アジャイル開発で議論している

two big challenges for 日本企業

  • transformation(大胆な改革)
  • innovation(大胆な発想)

one more big challenge

  • decision making(意思決定)
  • NFLは意思決定の根拠を数字で問われる
  • ファンタジーゲームにスポーツ団体が協力することで、ゲーム会社がパフォーマンス解析ツールや、選手比較ツールを勝手に作ってくれる
  • action

Innovation and Entrepreneurship

  • 変化の先頭に立たない限り、生き残ることはできない。

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