スポーツアナリティクスと教育。金沢慧(データスタジアム ベースボール事業部アナリスト)受講メモ

12月21日に開催された、「スポーツアナリティクスジャパン2014(SAJ2014)」というカンファレンスに行ってきました。スポーツに関するデータや数値を分析する「スポーツアナリティクス」。この聞き慣れない領域が欧米のスポーツ界で今、大きな存在感を示し始めています。そして、この波は間違いなく日本スポーツ界にもやってきています。SAJ2014は、スポーツアナリティクスに関する日本で初めてのカンファレンスです。

今回は、データスタジアム ベースボール事業部アナリストの金沢慧さんの講演「スポーツアナリティクスと教育」の受講メモをご紹介します。特に今回は、金沢さんの講演に絞って紹介します。

金沢さんのお話で印象に残ったのは、小用さんの話と同様に、「データに興味を持っている人が少ない」という言葉でした。もしかしたら、データを使ってスポーツを楽しむ楽しみ方は、これからなのかもしれません。金沢さんの話を聞きながら、どんなサービスを提供する会社が、「スポーツとデータ」の世界のトップに立つのか、楽しみになってきました。個人的には、SAPの「SAP Match Insights」の画面は、凄く美しかったです。

データスタジアムの事業

  • チーム向けに競技分析システムを開発
  • メディア向けに競技データを配信

データスタジアムのお客様(とニーズ)

  • チームの内部
    • 明日の試合で勝ちたい
  • 戦術視点
    • スポーツを知りたい
  • 戦略視点
    • 強いチームを作りたい
    • チームの外部
    • データを分析、活用したい

アナリストが解決できる(かもしれない)課題

  • チームの内部で役に立つ人(一般的なスポーツアナリスト)
  • チームの外部で役に立つ人
  • チームの内部に対してのアナリティクス
    • スコアラー向け分析ツール
    • 細かいデータの集計が出来るツール
    • 編成向けレポート提供
    • トラッキングシステム導入&活用の提案
  •  チーム外部に対してのアナリティクス
    • 日米野球データ解説サポート
    • 書籍執筆&イベント開催

 業務の中で感じる課題

  • 楽しんでくれるファンが少ない
  • 活用できる関係者が少ない
  • 職域の確率、拡大のためには、スポーツアナリティクスの教育が必要ではないか

業務の課題を解決するために取り組んでいること

  • スポーツデータ解析コンペティション
    • データを用いた予測
    • スポーツデータアプリ アイディアソン&ハッカソン
  • スポーツデータを活用した統計の授業
    • 皆で共有できる話題だから、登場人物が多く、様々な立場で考えられるから、データを元に判断する能力が必要な時代
  • 「必要性」と「需要」は確実にある

データアナリストとしての課題

  1. 身体の「壁」
    • シンプル優先(パフォーマンス領域)
    • 正確さ重視(データサイエンス領域)
  2. 意識の「壁」
    • アナリストは「強化」の指向性が強く、「普及」の指向性が低い
  3. 成果の「壁」
    • プロ向けは成果は「勝利への貢献」だが、普及は「知識の創出・伝達」が成果

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