nishi19 breaking news

スポーツでもっと楽しい未来を作る

スポーツアナリティクスのカンファレンス「SAJ2016」無事終わりました。

   

2017年12月17日に、日本スポーツアナリスト協会(JSAA)主催による、スポーツアナリティクスカンファレンス「SAJ2016」が開催されました。今年で3回目となるSAJですが、前回までは参加者の1人として参加させて頂いておりました。しかし、今回ははボランティアで活動をサポートする機会を頂き、登壇者の紹介、Webサイト制作・更新のサポートをさせて頂きました。

今回は運営のサポートをしていたので、聴講出来たセッションは、2つだけでした。1つ目は「データ活用で変わるコンディショニングの未来」。もう1つは「テクノロジーで拡がるスポーツの可視化」です。特に楽しみにしていたのが、僕自身も企画に関わった「テクノロジーで拡がるスポーツの可視化」です。登壇者は、Rhizomatiksの齋藤精一さんとギズモード・ジャパンの松葉信彦さん。運良く最前列で聴講することが出来ました。

演出のための演出にしない

イベントレポートは後日JSAAのWebサイトでアップする予定ですが、僕が2人の話で印象に残った事を紹介しようと思います。それは、松葉さんが語っていた「演出のための演出にしない」という言葉です。

Rhizomatiksはスポーツをテーマにした広告をいくつか手がけていますが、どれもクライアントが依頼を理解し、解決方法として最適な演出を考え、実現させているのが凄いところです。

例えば、中国各地から優秀なバスケットボール選手を選抜する「Nike Rise」キャンペーンの一環として、LEDディスプレイで構成されたコートと、モーショントラッキング技術を組み合わせた、インタラクティブな装置を開発。プレイする選手1人1人の動きをリアルタイムに認識するプログラムで、LEDコート上にその動きを映し出すことが出来ます。また、トレーニングメニューをゲームのようにLEDコートに映し出すことで、各選手の能力に合わせたメニューを実施することが可能になっています。

ここで、重要なのは、Rhizomatiksの演出が、クライアントの問題を解決するために考え、実行されたという事です。「Nike Rise」にはコービー・ブライアントが参画しているのですが、LEDコートとトラッキングデータを組み合わせる事で、コービー・ブライアントがコート上でどのような動きをしたか記録し、コートに表現されるようになっています。つまり、中国の選手はこのコートを使えば、コービー・ブライアントの動きをトレースし、技術の向上に役立てる事が出来るというわけです。

クライアントの依頼を、面白いアイディアで実現させることで、クライアントだけでなく広告に触れた人の満足度を高め、多くの人に興味を持ってもらうきっかけを作る。これがプロの仕事なんだと、齋藤さんに教えていただいた気がします。そして、そんな齋藤さんの仕事を一言で言い切った松葉さんの編集力は流石です。

僕はスポーツアナリティクスを身近に感じて頂くには、こうした「人に届ける」ための編集が必要だと思っています。もちろん、スポーツを発展させるには、パフォーマンス領域での充実が前提です。ただ、より多くの人に興味を持ってもらい、新たな市場を作っていくには、一見スポーツに関係ないように思えるトピックスを組み合わせ、興味を持って頂くことが必要なのだと信じています。これは、川崎フロンターレの天野さんから学んだことです。

運営側にいたほうが人と話はしやすい

今回運営側の立場として参加させて頂き、いくつも課題が見えたことも、僕自身勉強になりました。ただ、こんなこと言っていいのか分かりませんが、イベントは運営者になるか、登壇者になって参加したほうが、絶対に得だなとも思いました。講演者や招待客とも話がしやすくなるだけでなく、じっくりと話が出来ます。講演前後の控室、あるいは打ち上げ(2次会もありましたが)で、様々な方とお話させて頂きました。本当にありがとうございました。

来年はどんな立場で関わるかは分かりませんが、代表理事の渡辺啓太さんが「来年も開催する」と語ってらっしゃったので、何らかの形でサポートを続け、1人でも多くの方に、スポーツに興味をもってもらえるきっかけを作れたらと考えております。ぜひお楽しみに。

おすすめ

 -