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2015年J1セカンドステージ第14節 サンフレッチェ広島対川崎フロンターレ レビュー「今日は自分たちの日じゃなかっただけ」

      2015/10/18

2015年Jリーグセカンドステージ第14節、川崎フロンターレ対サンフレッチェ広島は1-2でサンフレッチェ広島が勝ちました。

勝たなければいけない川崎フロンターレ、引き分けでもいいサンフレッチェ広島

この試合は、川崎フロンターレにとっては非常に不利な条件で戦った試合でした。天皇杯の3回戦から中2日でアウェーの試合ということで、コンディションを整える時間があまりありませんでした。

また、大きかったのは、川崎フロンターレが追いかける立場のチームだったということです。川崎フロンターレにとって、この試合は勝たなければならない試合でした。一方、サンフレッチェ広島にとっても、勝ちたい試合ではあったと思いますが、最悪引き分けでもOKという試合でした。つまり、サンフレッチェ広島は無理して勝たなくてもよい試合だったのです。

サンフレッチェ広島は、普段通りゆったりしたペースで試合を進めますが、普段以上にほとんど攻撃のテンポを上げません。そして、攻撃の時も自陣に多くの人数を残し、あまり手数をかけずに攻撃をしかけました。こうした戦い方からも「引き分けでもOK」という姿勢が感じられました。

だからこそ、この試合は立ち上がりの15分で主導権を握り、先制点を奪うことが重要でした。立ち上がりの15分は川崎フロンターレがペースを掴み、小林、大久保、エウシーニョがチャンスを迎えますが、得点を奪うことが出来ず、前半を0-0で終えます。僕は、ペースを掴んでいた前半にゴールを奪えなかったのが、試合の結果に大きく影響したと思います。

試合を動かした「小さなこと」

この試合のように実力が拮抗している試合は、小さなことで試合が動きます。右サイドでエウシーニョがドリブルしたボールを、青山がカットしタッチラインに出したように見えましたが、主審の判定はサンフレッチェ広島ボール。映像で見る限りでは、エウシーニョに触ってないように見えましたし、主審より近い位置にいた選手が一斉に「なぜ?」というリアクションをしたので、ミスジャッジだった可能性があります。

しかし、サンフレッチェ広島のスローインで再開した後のプレーで、ボールを奪い返そうとしたエウシーニョがファウル。このファウルで得たFKの後のプレーで、柴崎の先制ゴールが生まれます。主審が微妙なジャッジをした後は、選手は感情的にプレーしがちですし、本能的にボールを「取り返そう」と思うものなので、エウシーニョは責められません。

むしろ、柴崎のシュートの時に、中野があと1mゴール側に身体を寄せていれば、ブロックできたシュートです。中野は柴崎のシュートで、1m、数cmといった、小さな小さなことで、試合が決まってしまう事を体感したと思います。この経験を、ぜひ今後に活かして欲しいと思います。

最後まで不利な立場で戦う

1点ビハインドになってしまったため、川崎フロンターレが勝つには2点が必要になってしまいました。得点を奪うため、中村憲剛のポジションを前に移し、杉本、車屋を交代出場させ、得点を奪いにいきましたが、得点を奪ったのは83分。時間も少なかったので、森谷を交代出場させ攻め続けます。しかし、なかなかチャンスが作れず、ペナルティエリア内でエウシーニョを後ろから手で倒した青山のプレーに対してPKはとられず、結局アディショナルタイムに杉本のミスから、カウンターを仕掛けられ失点。

浅野に抜かれた谷口も、得点を奪うためにリスクを負って守備をしたので、責められません。結局、不利な条件で始まった試合で、審判の判定も含め、最後まで不利な立場で戦い続けたことが、根本的な敗因だったと思います。

今日は自分たちの日じゃなかっただけ

試合には残念ながら負けてしまいましたが、根本的に何か悪い試合をしたわけではないので、必要以上に深く落ち込んだり、アラ探しをする必要はないと思います。引き続きチームが取り組んでいることを続け、より質を向上させるために努力する。これでよいと思います。それが、交代選手のパフォーマンスの問題といった、チーム全体の力に起因する問題の解決につながるはずです。

だからこそ、こういう試合は、ちょっと審判の判定に愚痴り、「今日は自分たちの日じゃなかったな」と思って忘れるくらいで、丁度良いと思います。次はホームで横浜F・マリノス戦。好調のチーム相手に、コンディションを整える時間はたっぷりあります。次の試合は、チームもサポーターも楽しめる試合を期待したいと思います。

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