サッポロ黒ラベルのCM”大人エレベーター”で大人について語る奥田民生の言葉がステキ

2013/12/06

サッポロビールのCM”大人エレベーター”に出演していた、奥田民生の言葉がかっこよかったので紹介します。この”大人エレベーター”シリーズは、2008年にスタートしてすでに4年目。過去には北野武、高田純次、白鵬、斉藤和義、中村勘三郎、古田新太などが出演し、「大人とは?」というテーマで、妻夫木聡が様々な質問を投げかけるというCMです。

CMとは思えないほど出演者が熱い言葉を語るので、僕も大好きなCMですし、CMとしても「かっこいい大人」を紹介することによって、出演者に対する憧れを、うまく商品への興味へと結びつけている、と感心します。

CMのディレクターはTUGBOATの多田琢さん

CMのディレクターはTUGBOATの多田琢さん。大和ハウスの「ダイワマン」のCMディレクターでもあります。

このCMで気になっているのは、「妻夫木のセリフは、どこまで決まっているのか」ということ。メイキング映像を観ていると、妻夫木自身が考えて質問している事も多いようなので、どのような演出をしているのか気になります。

奥田民生の考え方や姿勢が伝わってくるCM

今回の奥田民生編は、普段奥田民生というミュージシャンが答えないようにしている「音楽に対する想い」や「仕事に対する考え方」について、熱く語っているので、余計に心に残りました。

このCMを観ていると、奥田民生という人は「音楽は楽しい」「楽しいのだから苦しい姿は見せない」という信念を持って、音楽を作り続けている人なんだなと思います。

以下、心に残ったセリフを紹介します。

妻夫木:世界中にたくさんの曲があるのに、なぜ新しい曲がいつまでも生まれるのか?
奥田:そりゃ、生むしかないからじゃない、無理矢理にでも。自分で自分の作った曲に似るっていうのが、わりと起きがちなんですよ。いっぱい作ってると。できた~と思ったら、なんか聞いたことあるっていう。そう、「イージュライダー」やないかいっ!って…。
(中略)
妻夫木:大人がしてはいけないことって何ですか?
奥田:いや、ないでしょ!大人は何してもいいんじゃない?悪行はダメだけど。大人は何してもいいってならないと憧れないじゃないっすか!?

「大人は何してもいいってならないと憧れないじゃない」という言葉に、ちょっと勇気つけられました。

妻夫木:自分の曲は好きですか?
奥田:時々褒めるね、自分を。いいの作ってんじゃないかと!この調子で頼むよと!自分の曲楽しいよ、聴くの。自分の好きなように作ってあるわけだからさ。楽しいさ。
妻夫木:みんなにこう、このメッセージを届けたいとか?
奥田:全然ないっす。音楽が楽しそうでいいねと思ってくれたら…。
(中略)
妻夫木:昔の自分と今の自分、どっちが好きですか?
奥田:いや、いまでしょ!
妻夫木:なぜいまのほうが好きですか?
奥田:いろいろ考えてきたもの。

「なぜいまのほうが好きですか?」という質問に対して、「いろいろ考えてきたもの。」という回答が僕は好きです。

妻夫木:嫌いな言葉は?
奥田:ダメとかそういう言葉じゃないほうがいいね。あいまいじゃないと言葉は。
妻夫木:生きるってことは?
奥田:こんな感じのことをやれって、それぞれに言われて、それをやって過ごすっていう。
妻夫木:恥とは?
奥田:人に見られるのが恥ですよ、僕は。その紙一重のところで暮らしている。
(中略)
妻夫木:調子が悪いときはどう対処しますか?
奥田:何とかしますよ。

「人に見られるのが恥ですよ、僕は。その紙一重のところで暮らしている。」という言葉は、ミュージシャンは誰しも考えていることなのかも知れませんが、奥田民生が言うと、ドキッとします。

あと、「調子が悪いときには、何とかする」という言葉に、奥田民生という人が持っている強さを感じました。

妻夫木:大人ってなんだろうなって話を?
奥田:それこそお好み焼屋でね。まぁ広島だったからヘラで鉄板の上から直接食べるんですよ、大人は。子供はできないじゃん、熱いし危ないから。ぐらいかね。
妻夫木:それだけなんですか!(笑)
妻夫木:夢って何だと思いますか?
奥田:夢もないし、予定もないんだけど、どうやったら明日の仕事が楽に出来るかなとか…
(中略)
妻夫木:名誉とは?
奥田:俺の周りには現れないね、その言葉は。うん、近所にはないわ。

「名誉とは?」「俺の周りには現れないね、その言葉は。うん、近所にはないわ。」
この言葉をしゃべるときだけ、他の言葉とトーンが違います。迫力を感じました。

妻夫木:音楽やめたいとか?
奥田:ないですね。毎日のようにやってるから、これが好きだ嫌いだとかあんま思わなくていいのよ。
妻夫木:これだけは譲れないものってありますか?
奥田:別にないっすね~。ある?
妻夫木:聞いといてなんですけど、あんまないっすね、僕も。
妻夫木:自分の作る曲として理想なものっていうのは?
奥田:1個すごいの作ろうって思ってないんすよ。ずーっと作り続けなきゃいけないっていう、いつまでできるんだっていうのを心配しながら、たくさん作らなきゃいけないじゃん?
奥田:自分の持ってる残り少ない能力を分散しなきゃいけないのよ。
妻夫木:どう生きているかは作る曲に関係しますか?
奥田:しないようにしたいけど、してるんじゃない?

「毎日のようにやってるから、これが好きだ嫌いだとかあんま思わなくていい。」という考え方は、何かを続けるヒントになる気がします。

「どう生きるかは作る曲に関係しないようにしたいけど、してる」という言葉を聴くと、僕は音楽を聴いてるんじゃなくて、演奏している人の「生き方」を聴いてるんじゃないかと思えてきます。

妻夫木:歳をとるっていうことは?
奥田:なるだけそのそれを考えないように…できれば、誰もその話に触れないでほしい…ぐらいでこういきたいですけどね。
妻夫木:俺が変えてくみたいなことも特には考えてない?
奥田:ないっすね~。やり方とかをすごい楽しそうだと思ってもらいたい。
(中略)
妻夫木:大人がするべきことは?
奥田:責任を持つこと。一緒にいる人もなんとかすること。

「大人がするべきことは、責任を持つこと。一緒にいる人もなんとかすること。」結婚して子供がいる僕にとって身にしみる言葉です。

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