nishi19 breaking news

スポーツでもっと楽しい未来を作る

他とは違う本田圭佑のジュニア時代。書評「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」(元川悦子 )

   

僕のブログの人気記事に、「天才の育て方-育て方にはルールがある-」という記事があります。「天才は親が育てる」というアスリートの子育てについての書籍に書かれていた内容をまとめた記事なのですが、子育てに悩む方や、子供をアスリートに育てたいと考える方が読むのだと思います。不安定な時代だからこそ、アスリートのように、困難や挫折を力強く乗り越えられる人になって欲しいと、考えている親もいると思います。

では、現在アスリートとして成功している選手は、子供時代どんな子供だったのでしょうか。アスリートの親や指導者は、どのように接していたのでしょうか。

本書「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」は、本田圭佑、遠藤保仁、柿谷曜一朗といった日本代表選手の子供時代の関係者を取材し、プロサッカー選手になった選手がどのように育てられたのかについてまとめられた1冊です。

お前が休んでいる間にブラジルでは練習しているぞ

本書では、13人のプロサッカー選手のジュニア時代のエピソードが紹介されていますが、やはり本田圭佑のジュニア時代は、他のプロサッカー選手とは違いました。

本田圭佑は、父親から常に「一番になれ!」と、言われて育ってきたそうです。そして、こんな事を言われたそうです。

「お前が休んでいる間にブラジルでは練習しているぞ」と言われたこともありました。ようは人の上に行きたければ、人より一生懸命やらなきゃダメってこと。当たり前のことだけど、それを何度も何度も繰り返し教えてもらったのは大きかったです。

本田家で厳しかったのは、父親だけではなかったそうです。

おじいちゃんにも「お前なんか絶対に一流になられへん」「甘い」と毎日怒られていました。俺と兄貴がウチで寝ていると「外走ってこい」と。「お前らみたいな休んでいるやつがなんで一流になれるんや」と言われてね。僕は小さなころからそんな家族に認められたい一心だったかもしれない。毎回「見返してやる」と思っていましたから。

チャリンコで行くのもトレーニングやろ

本田は中学入学後、ガンバ大阪ジュニアユースに通い始めます。練習場のある大阪モノレールの万博記念公園駅は、自宅から5駅。最初はごく普通にモノレールを利用していました。1ヶ月がたち、ようやく学校にもクラブにも慣れてきた頃、父親が息子の行動に対して、こう言ったそうです。

お前、なんでモノレールで行っとるんや。チャリンコで行くのもトレーニングやろ。

本田家の教えは、徹頭徹尾一貫しています。一流を目指すなら、努力をしなければならない。一流を目指すなら、ラクをするな。本田によると、怒られるのはいつもメンタルの事だったそうです。

本田圭佑がサッカースクールを経営する理由

本書に掲載されている、本田圭佑のジュニア時代のエピソードを読んでいると、本田圭佑がサッカースクールを経営する理由が、なんとなく理解できた気がします。たぶん、本田圭佑は、自分が育った環境が特殊であることを、理解していたのだと思います。ただ、そんな特殊な環境で育ったからこそ、今の自分があるのだということも理解しているし、自分が育った環境で培ったものは、他の人の役にたつのではないか。そんな考えが、サッカースクールを運営している動機のような気がしました。

本書は、プロサッカー選手を育てたいと考えている方だけでなく、子育てに悩む方、サッカーチームのコーチの方々に読んで頂きたい1冊です。そして、nishi19 breaking newsは、子育てに悩む1人の父親が運営するブログとして、これからも子育てに関する記事を書いていきたいと思います。

おすすめ商品

 - , , ,